はじめに

屋根は、大切な住宅を長期的に守っていく為に重要な部分です。

しかし、時間の経過と共に、屋根はさまざまな問題に直面することがあります。今回は、屋根の劣化が引き起こす主なトラブルと、それに対処する方法についてお話しさせて頂きます。

雨漏りとその対処法

屋根の劣化や破損により、雨漏りが発生することがあります。雨漏りは、建物内部に水が浸入し、壁や天井に損傷を与えるだけでなく、居住空間や貴重な家具にも被害を及ぼす恐れがあります。

この場合、注意しなければならない事は雨漏り箇所を修理するだけでは、根本的な解決にはならないという点です。

雨漏りの原因である、屋根を修繕しない限りは根本的な解決にはなりません。少しでも不安に感じた場合は専門業者に連絡し、劣化診断を依頼するのがお勧めです！

屋根に限ったことではないですが、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、より安心して住み続けることが出来ます。

カビや藻の発生とその対処法

湿気や日光の影響により、屋根にカビや藻が発生することがあります。これらの微生物は屋根材を侵食し、建物の美観を損ねるだけでなく、耐久性も低下させます。その場合、専用の洗浄剤や高圧洗浄機を使用して屋根を清掃し、カビや藻を除去することが必要です。さらに、特殊なコーティングを施すことで、再発の可能性を限りなく減少させる事が可能です。

断熱性能の低下とその対処法

屋根の劣化や経年劣化により、断熱性能が低下し、建物内部の温度管理に影響を与えることがあります。これにより、居住空間の快適性が損なわれるだけでなく、電気料金も増加する可能性があります。その場合は屋根の補修を行い、断熱性能を向上させることが重要です。さらに、遮熱に特化した特殊な塗料やコーティングを使用することで、屋根表面の温度上昇を抑えることができます。

早期発見することが出来れば、張替えなどはせず塗装だけで修理することも十分に可能です。ただし、見た目だけでそれらを判断することは出来ませんので、専門家に劣化診断を依頼する必要があります。

屋根の色褪せとその対処法

屋根は外部環境にさらされるため、時間の経過とともに色褪せることがあります。色褪せは建物全体の美観を損なうだけでなく、屋根材の劣化のサインでもあります。そのサインを見逃すことなく、劣化症状にいち早く気づくことで塗装による色の補色・塗り替えだけで済む場合もあります。

屋根の破損とその対処法

激しい風や雪、台風などの自然災害や悪天候により、屋根が破損することがあります。破損した屋根は雨漏りや結露の原因となり、建物全体の安全性に影響を与える可能性があります。破損した部分の修理や、必要に応じて屋根の全体交換を行い、建物の耐久性を確保することが重要です。破損が見られる場合は塗装のみでの修復は出来ない為、瓦の交換やカバー工事をご提案しています。