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屋根の施工方法(塗装、カバー、葺き替え)のメリット・デメリット
2024年08月12日(月)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の大掛です。
屋根のリフォーム工事を行う際には皆様はまず「塗装」を思い浮かべると思います。
基本的には塗装を行う割合が多いですが、屋根の劣化状態によっては塗装ができず「カバー工法」や「葺き替え」を行うことがございます。
これらの塗装、カバー工法、葺き替えにはそれぞれ施工のタイミングや状態、そして何よりメリットとデメリットがあるため、ご自宅の屋根がどの施工方法が適しているかを分かりやすくご説明させていただきます。
目次
1.屋根塗装
特徴
屋根塗装は、劣化前~劣化の初期症状の段階で補修する最適の施工方法です。
塗装は屋根のリフォームの中でも一番手軽で、下地の劣化が進んでいない場合に有効です。耐久性や美観性を維持するためにも定期的な塗装が必要です。
施工方法として、基本的に塗装は専用ローラーで下塗り1回、中塗り1回、上塗り1回の計3回塗りで施工いたしますが、劣化の状況によっては下塗りを2回に変更して計4回塗りで施工する場合もございます。
また、屋根塗装の目的として既存の屋根材はそのまま活かし、屋根材自体を再度塗膜で保護して雨水などを防ぐ特徴がございます。
メリット
塗装は様々なお色から選ぶことができ、自分好みのお色や塗り分けができるためバリエーションが広がり美観性も向上いたします。
近年では機能性が高いものが増え、塗装することで劣化を防ぐだけでなく、屋根の表面温度や室内温度を抑えるものやカビ、苔の抑制成分が入っているものなど様々な機能性が含まれております。
また、カバー工事や葺き替えに比べて費用が安く、コストパフォーマンスがとても良いのが大きなメリットです。
デメリット
日本の7割以上の屋根に使われている「スレート屋根」は軽量で地震などにも強い一方、製造年によってはアスベストが含まれていないタイプがあり、耐久性が脆いものがございます。
こちらはノンアスベスト屋根が劣化した状態の写真です↓
写真の通りノンアスベスト屋根はこのようにひび割れや欠損等が起こりやすく、現物の修繕が困難で場合によっては塗装ができない場合がございます。
そのため、塗装を行う場合は早めのメンテナンスが必要になるため手遅れになる前の塗装をお勧めいたします。
2.屋根カバー工法
特徴
カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根をカバーする工法です。
特徴としては、劣化してしまった古い屋根の解体や撤去を行わずに上から被せる施工です。
基本的にはスレート瓦屋根の上に軽い金属製の屋根をかぶせるのが一般的で、カバー工法は新しい屋根材の耐用年数に依存するため、近年では「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる耐用年数の長い屋根を採用することが多くなっております。
メリット
カバー工法は既存の屋根の上に被せるため、撤去工事の必要がなく葺き替えに比べて工事期間を短縮、また費用を抑えることができます。
また、既存屋根の撤去をすると汚れや埃、場合によってはアスベストが含まれているものがございますが、飛散などの心配はないのも特徴です。
工事期間も短く撤去負担が葺き替えに比べて少ないので、カバー工法にするメリットは大きいです。
デメリット
カバー工法は既存の屋根を撤去せずに上から新しい屋根を設置するため、屋根の上に屋根が被さるため、屋根の重量はカバー分が追加で重くなることになります。
軽量な屋根材を使ってカバー工法を行うことで負担の増加を最小限に抑えることはできますが、既存より追加で重くなってしまいます。
施工前に入念に屋根下地等を確認して、酷く劣化していたり防水シートまで傷んでいる状態の場合はカバー工法ができない場合もございます。既に雨漏りがしている場合はカバー工法を行うことによって中に溜まっている湿気などの逃げ道が塞がれてしまうリスクがあり、劣化がひどい場合は葺き替え工事をする場合がございます。
3.屋根葺き替え
特徴
葺き替えとは、既存の屋根材を全て撤去して新しくすることです。一般的には下地からすべて取り替え、施工のタイミングとして屋根材の激しい劣化はもちろん、防水シートなどの下地部分にまで劣化が進んでいる場合に行います。
同じ屋根材に葺き替えするのは勿論のこと、勾配に問題がなければ既存屋根と違った屋根材に替えることもできることが特徴です。
しかし、既存の屋根の撤去・廃棄が必要なので費用と手間がかかってしまいます。
メリット
葺き替えの最大のメリットとして、お家の耐久性を大幅に延ばせることができます。なぜなら、屋根の塗り替えやカバー工法では屋根材の内部まで確認することができませんが、葺き替えでは屋根材だけではなく野地板や防水紙など下地まで新しくすることができます。
したがって、これらを交換することにより新築時と同じ状態まで復活させることができるので耐久性が大きく向上され長期的な長持ちを実現でき一番安心できる施工方法と言えます、
また、勾配にもよりますが基本的には新しい屋根材の種類を選ばないこと、また既存屋根を撤去するため下地の状態確認、点検を同時にできることができます。
デメリット
屋根の葺き替えを行うと塗装やカバー工法と比較して費用が大きくかかってしまうのがデメリットです。
塗装だけで済む場合やカバー工法を行う場合と比べて、既存の屋根の解体や撤去費用が大きく加算されてしまうため価格が上がってしまいます。
まとめ
これらのように、屋根リフォームでは大きく3つの方法で施工が行われます。
今のお家の状態に一番適した施工方法を考慮し、メリット、デメリットを踏まえて専門業者とよく相談するのが良いと思います。
屋根は高さがあり普段なかなか見ない部分でもありますが、確認しようと屋根に登るのは危険が伴います。
もし状態が気になる場合は弊社にお任せください。無料でお家の診断、お見積りなどを承っておりますので、まずはお気軽にお問合せくださいませ。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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