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内窓施工事例から見る補助金額

2024年07月31日(水)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮鶴田店)の赤井です。

以前、内窓の機能性やメリットについてお話しました。

今回は内窓検討中の方が気になるであろう

【内窓】【補助金】【いくら？】

について、施工事例から見る補助金のお話をしていきます。

1 補助金の種類

補助金の種類

まずおさらいですが2024年現在、内窓設置で活用できる補助金の種類は大きく2種類あります。

①住宅省エネ2024キャンペーン

②令和6年度宇都宮市住宅改修補助制度

①は国の施策、
②は地方自治体の施策です。

この2種類は併用ができます。

まずはそれぞれの補助金について簡単にご説明します。

住宅省エネキャンペーン２０２４

これは国の施策で、【住宅省エネキャンペーン２０２４】という大枠があり、4種類の補助金事業で構成されています。

ここの時点で既にちょっとややこしいのですが、

【住宅省エネキャンペーン2024】の各事業のうち、
【内窓工事】を行った際に適用される補助金事業は、

子育てエコホーム支援事業
先進的窓リノベ2024事業

この２種類の事業が該当します。

他の２つの事業は内窓とはさほど関係がないので、今回はややこしくなるので触らないでおきます、
子育てエコと窓リノベ2024だけお話をします。

子育てエコ、窓リノベ2024、何が違う？

子育てエコと先進的窓リノベは、どちらも省エネ推進を狙いとしています。
根っこは同じなのですが、

子育てエコは、「住宅の省エネ性能をアップする」事が目的で

先進的窓リノベは「窓の断熱性能をアップする」事が目的となります。

【子育てエコ】は省エネ効果のある工事を幅広く取り扱っていて、その中には内窓工事も含まれています。
広く浅くではありませんが、求められる断熱性能などの敷居も低いです。それだけに補助金の設定額も低く設定されています。

細かな性能条件はありますが多くの場合
下の図の「一般複層ガラス」で内窓を設置した場合、
【子育てエコ】だと条件となる性能は満たせますが、
【窓リノベ】だと性能が低く満たせません。
ですので、補助金額は【子育てエコ】の補助金が適用されます。

【先進的窓リノベ】はその名の通り、窓に特化した補助金施策です

高い補助金の交付を受けられる反面、求められる性能が高く設定されています。

こちらも細かな性能の条件等ありますが、多くの場合上図の、
Low-Eガラスで内窓を選べば、【子育てエコ】【窓リノベ】両方の性能条件を満たせますので、
より多く補助金の給付が受けられる【窓リノベ】を適用させることができます。

内窓だけに限定すれば、【窓リノベ2024】は【子育てエコ】の上位互換のようなものと思ってもらって問題ありません。

補助金の勘定の仕方

住宅省エネキャンペーン2024の補助金の給付の勘定方法は、

よくある工事金額の〇〇％といったような勘定の仕方ではなく、

製品そのものの断熱性能とサイズにより定額で補助される

という勘定の仕方で補助金額が決まります。

上図がそれぞれの補助金の定額となります。
例として、断熱性能が高い(Sグレード)2.8㎡以上の大きな窓を2か所工事したら、
68,000円×２か所で136,000円の補助金がおりるということです。

要は、性能が良くて大きな商品(価格が高い商品)を選べば、多くの補助金がもらえる、ということです。

ちなみにざっくりとした参考ではありますが、Sグレードの窓製品は、補助額のだいたい2倍くらいの価格と思ってもらって大丈夫です。

※こちらは国の制度で、確保予算が終了次第クローズとなります。
また、2024年現在の内容なので、補助金がおりる額等は、予算の振り分けの関係で、年度によって変わる、そもそも無くなる可能性がありますのでご注意ください。

令和6年度宇都宮市住宅改修補助制度

こちらは、宇都宮市の補助金となります、鹿沼も同様の補助金があります。概要はほぼ同じですが、鹿沼の方は参考程度にご覧ください。

対象となる工事(宇都宮補助金)

色々書いてますが、画像左上の

【必須工事】というのが、補助がおりる対象の工事です。
今回は内窓の話ですので、１～９の項目の中の２の

断熱改修工事(窓)次世代省エネ基準に対応する工事

に当たりますので、問題なく対象工事となります。

補助金の勘定の仕方(宇都宮補助金)

宇都宮の補助金は、住宅省エネキャンペーンの勘定方法とはガラッと変わり、

工事金額の10％かつ上限10万円

となります。

しかし、上限の10万円満額を給付する為には、100万円の工事をしなければなりません。

内窓工事だけでは、なかなかその金額には達しないケースが多いです。

ただ、救済措置もあります。
それが下図になります。

【選択工事】というものがあります。
これは、自治体が定めた項目に該当する工事であれば、
工事金額に上乗せすることができるという仕組みです。

つまり、内窓工事の代金＋任意の選択工事の代金＝総工事金額
この総工事金額の10％を補助金として受け取ることができます。

ですので、市町村の補助金を最大限に活用するには、塗装工事などを行う際に一緒に内窓工事をする、といったケースが、最もお得な活用の仕方となります。

施工事例から見る補助金総額

実際に、当店の施工事例から見る補助金総額のお話をします。

施工内容、屋根壁塗装＋内窓工事

補助金は、窓リノベ2024と宇都宮の補助金の2種類を併用

窓の施工箇所は5か所
大×２　中×２　小×１

窓リノベ2024の、Sグレードに対応できる商品を選択

リビング、和室の大きな窓です、補助金の定額リストに照らし合わせると、大サイズSグレードの窓になりますので、補助金の額は、68000円×２か所で136,000円の補助金額が適用されます。リビング、和室にある中くらいの窓です。
サイズ中、グレードSですので、補助金額は46,000円
46000円×２ケ所＝92000円の補助額となります。