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【一般向けにわかりやすく解説】塗料の耐久年数はどう決まる?
2026年05月26日(火)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、上三川町、ゆいの杜、さくら市、高根沢町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
KPCグループ|株式会社とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮店・鶴田店)細川です。
本日は、外壁塗装に使用される「塗料の耐久年数」についてお話していきます。
塗装をご検討中の方から、よくいただく質問のひとつがこちらです。
「この塗料は何年もちますか?」
実は耐久年数を判断するための明確な試験方法が存在します。
今回は、いま外壁塗装を検討している方に向けて、
・塗料の耐久年数の考え方
・年数は何を基準に決められているのか
・業者ごとに耐久年数が違う理由
を、できるだけわかりやすく解説していきます。
塗料の耐久年数とは?

外壁の塗料には、ウレタン・シリコン・フッ素・無機といった種類があります。
これらは「塗料に使われている樹脂の種類」を表しています。
車で例えるなら「軽自動車・普通車・トラック」といった大きな分類と同じです。
「シリコン=10年」とは限らない?
ちなみに一般的に言われている耐久年数の目安は以下の通りです。
| 塗料の種類 | 耐久年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| アクリル塗料 | 5〜7年 | 価格は安いが耐久性は低め |
| ウレタン塗料 | 6〜8年 | 柔軟性があり細部塗装にも使われる |
| シリコン塗料 | 8〜10年 | 現在主流でコストバランスが良い |
| フッ素塗料 | 13〜15年 | 耐候性が高く長持ちしやすい |
| 無機塗料 | 18〜20年 | 非常に高耐久だが価格も高め |
ただし、ここは注意が必要です。
同じシリコン塗料でも、製品によって性能差は大きく違います。
通常は8~10年の耐久年数でも、中には15年以上の耐久性が期待できるものも存在します。
つまり、
「シリコンだから10年」
「無機だから20年」
と単純に決めつけることはできないという事です。
耐久年数はどうやって判断しているの?

「10年耐久」「20年耐久」と聞くと、実際にその年数をかけて確認しているように感じますよね。
しかし実は、塗料の耐久年数は別の方法で算出されています。
採用されているのは「促進耐候性試験」です。
これは、紫外線や雨、温度変化など、屋外環境による劣化を人工的に再現し、塗膜がどのように変化するかを確認する試験のことです。
自然環境では何年もかかる劣化を短期間で再現できるため、塗料メーカーはこの試験結果をもとに耐久年数の目安を算出しています。
耐久年数の算出方法(促進耐候性試験)

促進耐候性試験では多くの場合、塗りたての光沢を100%としたとき、光沢保持率が80%まで低下するタイミングを「耐久年数の目安」としています。
つまり、「塗膜のツヤが落ちはじめ、見た目の劣化がわかりやすくなってくる時期」を基準に、耐久年数を算出しているということです。
ただ、実際の住宅では
・その地域の気候の変化
・周辺環境の違い(海沿いや道路沿い、森の近くなど)
様々な要因で劣化スピードは違ってきます。
そのため、塗料の耐久年数はあくまで”目安”です。
つまり必ずその年数ぴったり持つという意味ではないので注意が必要です。
促進耐候性試験の種類と違い

実は、促進耐候性試験には複数の方法があります。
塗料メーカーごとに採用している試験が異なるため、ここが耐久年数のズレを生む原因にもなります。
代表的な物を4つ上げさせていただきます。
① スーパーUV試験
強力な紫外線を照射し、短時間で劣化を促進させる試験方法です。
主に自動車や太陽光パネルなど、工業製品の耐久試験で使われます。
② サンシャインウェザーメーター試験
紫外線・温度・湿度を人工的に再現し、劣化を調べる試験です。
比較的短期間で結果が出る点が特徴です。
③ 宮古島暴露試験
日本でも特に過酷な環境である宮古島に塗板を設置し、
実際の自然環境下で経過観察を行う試験方法です。
結果が出るまでに長い時間がかかります。
④ キセノンランプ式試験
太陽光と雨を再現し、自然劣化に近い形で評価できる試験方法です。
JIS規格にも適合しており、信頼性が高いとされています。
キセノンランプ式試験とは

この試験では、
・太陽光に近い人工光源(キセノンランプ)
・断続的な散水(雨を再現)
を組み合わせ、試験機の中を実際の屋外環境に近い条件で作り出します。
そしてキセノンランプ式試験では、約250〜300時間を「屋外での1年分」として換算します。
つまり、4000時間の耐久試験結果が出た塗料の場合、約14〜16年相当の耐久性があるという判断ができます。
この試験方法は、促進耐候性試験の中で唯一「JIS規格(日本産業企画)」に適合している点も特徴です。
耐久年数を見るときの注意点

ここが最も重要なポイントです。
同じ「20年耐久」と書かれている塗料でも、
・どの試験方法を使ったのか
・光沢保持率の基準をどこに設定しているのか
によって、実際の性能には差が出ます。
試験方法が違えば、
Aの試験では20年相当の耐久年数でも、
Bの試験では15年相当の耐久年数
という結果になることも珍しくありません。
相見積もりを取る際は、使用する塗料は「同じ試験方法で算出された耐久年数かどうか」という点も必ず確認することをおすすめします。
まとめ
外壁塗装の塗料耐久年数は、促進耐候性試験という明確な根拠をもとに算出されています。
したがって塗料選びで後悔しないためには、
・耐久年数の数字だけを見る
・試験方法まで含めて比較する
この2点がとても重要です。
宇都宮市で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ「塗料の耐久年数」にも注目して塗料選びをしてみてください。
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ブログ執筆者

株式会社とちのき塗装テック 営業アシスタント
細川 美紀
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