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梅雨でも塗装できるの？

2024年05月23日(木)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループのプロタイムズ宇都宮鶴田店)の赤井です。

梅雨の時期の塗装について

２０２４年は６月２１日から梅雨入りと遅く、観測史上２番目に遅いといわれています、７月中旬頃が梅雨明けとなっていますが、

そんな時期に屋根外壁の塗装を検討していても、塗装は難しいのではないかと、お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言うと、

塗装工事は一年間通して施工可能です。

が、他の季節と比べると注意点がいくつかあることも確かです。

ですので、梅雨に塗装を行うにあたって必要な適切な対応策と、リスクを塗装業者がしっかりと把握していることが大切です。

今回は、そんな梅雨時期の塗装に関してのお話をさせていただきます。

梅雨の塗装にはリスクは大きく以下の2点となります。

湿度の高さ
高湿度は塗料の乾燥を妨げ、乾燥時間が長くなるため、仕上がりにムラが出たり、塗膜の劣化を招く可能性が有ります。
一般的には次の環境下では塗装を避けた方が良いとされています。
・湿度85％
・気温5℃未満
雨の日は湿度が85％以上となることが多く、基本的に塗装が行えません。
乾燥時間が長くなる理由は、湿度が高いことで塗料の硬化が阻害されてしまう事が挙げられます。
雨による塗装面の濡れ
雨により塗装面が濡れると、塗料の密着性が低下し、塗膜が剥がれやすくなります。
また、濡れた塗装面に塗料を塗ると、泡やシミが発生しやすくなります。ですので、雨の日は無理に塗装は行わないことが品質面で非常に重要です。
工期が雨によって伸びる
雨天だともちろん塗装はできないのですが、屋根材によっては、塗料の吸い込みが激しい屋根材もあります。
吸い込みの激しい塗料は、
前日に降った雨も吸い込んでしまう為、
屋根は前日が雨天だと、当日が晴天でも塗装ができない場合があります。
このような理由から工期が伸びてしまう事があります。

とはいえ、梅雨だからといって全ての作業ができないわけではありません。

塗装工事には様々な工程が存在し、塗料で屋根や外壁を塗る作業自体は、全体の工程の一部です、塗装は晴れた日や降水確率が低い日のみ行い、他の工程を晴天時以外で行うようなスケジュールを立てることで、
効率よく作業を進めることが出来ます。

雨の日でもやれる工程は以下が当てはまります。

とはいえ、やはり雨の強さによっては養生テープが張れずに養生ができないだったり、足場が濡れて危険だったりと、品質面、安全面でのリスクが高まるので、作業自体が中止になることも珍しくありません。

なので、梅雨でも塗装はできますが、工期が長くなってしまう点は前提として理解していただくことが大切です。

ですので施工管理を行う側が、工事の中止の可能性や、乾燥期間が長くなることを踏まえたうえで、通常の季節よりも長いスケジュールを予め確保しておき、それを施主様に説明し、納得してもらうことが大切です。

ここまでリスクなどについてお話したので、じゃあ結局やらないほうがいい？と思われるかもしれませんが、悪い事ばかりではありません。

予約が取りやすい
この記事をご覧になっている方もそうかもしれませんが、「梅雨は塗装ができない」と考えて依頼自体をしない方もいらっしゃいます。ですので、外壁塗装の閑散期ともいえますので予約が取りやすく、じっくりと打ち合わせをしながら施工作業を進められるでしょう。
職人が作業をしやすい
梅雨時期は気温が丁度いいため、職人にとって作業がしやすい時期といえます。やはり塗装は人の手で行うもので、職人も人間です。真夏は炎天下で熱中症の危険や、集中力の低下、真冬は寒さで手元が狂ってしまうこともあるでしょう。
その為、職人が作業に集中しやすく、腕が発揮しやすい時期といえます。