宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、上三川町、ゆいの杜、さくら市、高根沢町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業97年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮店・鶴田店)細川です。

ドローンは屋根の診断に向かないって本当？

屋根の点検は、建物の維持管理において非常に重要な作業です。

従来の点検方法は人手をかける必要があり、時間やコスト、危険を伴うことがありました。そこで、近年注目を集めているのがドローンによる屋根診断です。

しかし、「ドローンは屋根診断には向かないのでは？」という声も聞かれます。果たしてそれは本当なのでしょうか？
この記事では、ドローンによる屋根診断の利点やデメリット、向き不向きについて詳しく解説します。

そもそもドローンによる屋根の診断とは？

ドローンを使用した屋根診断は、ドローンに搭載されたカメラやセンサーを駆使して、屋根の状態を空中からチェックする方法です。

特に高い場所や、建物が密集しアクセスが難しい場所の点検において、その利便性が際立ちます。ドローンは人が直接屋根に登らなくても、遠隔操作で高精度の撮影ができるため、安全かつ迅速に高所の状態をチェックすることができます。

ドローンを使うことのメリットって何？

作業者の安全性が大きく向上

以前は、屋根の点検と言えば高所作業車や足場を使って、作業員が屋根に登り、手作業で確認する方法が主流でした。この方法は危険が伴い、特に高い場所での作業は転落のリスクがおおきく、事故が起きる可能性があります。

しかしドローンを使用すると、作業員は地上から遠隔操作を行うだけで済むため、直接屋根に登る必要がありません。これにより、作業者の安全性は大きく向上したのです。

コストパフォーマンスの改善

屋根や高所での作業を行う際は、安全を考慮した規制や基準が厳しく存在し、私たちはこれらを遵守しています。

たとえば・・

などがあります。
そのため足場を組んだり、高所作業車を用意したりする費用が発生し、作業時間もある程度確保する必要があります。またほとんどの場合1人で作業ができないため、人員の確保も必要になります。

しかし、ドローンを使えば、こうした設備や時間を省くことができ、費用を削減することができます。さらに、ドローンの飛行時間や撮影の効率化によって、短時間で広範囲の点検が可能となり、コストパフォーマンスも良くなったのです。

ドローンを使う事のデメリットはあるの？

モーターの音やプロペラの回転音がうるさいかも

ドローンの飛行中、特に小型のドローンでもモーターの音やプロペラの回転音が発生し、周囲に音が響くことがあります。住宅が密集している現場での調査時は、事前に近隣の方へご説明させていただいておりますが、飛行音が近隣住民や周囲の人々にとって迷惑になることがあります。

弊社では騒音の影響を最小限に抑えるために、作業時間帯を考慮し短時間で効率的に作業させていただいてます。また住宅地などでは、点検を行う時間帯にも注意しています。

ドローンでは撮影が難しいときもある

屋根の構造が非常に複雑だったり、屋根の老朽化が進んでいる場合など、細かな部分をしっかりと診断する必要がある場合、ドローンの使用には限界があります。

例えば、複雑な曲線を持つ屋根や、立体的な形状をした屋根では、ドローンだけでは十分に細かい部分までチェックすることが難しいです。また屋根の老朽化が著しく、屋根材が剥がれ落ちていたり、崩れている場合、ドローンのカメラではその変化をうまく捉えきれないことがあります。

このような場合、角度によっては高所カメラを用いての診断や二連梯子や高所作業車を使用した目視による点検をすることがあります。

↑見えにくい棟の下の漆喰部分の写真

↑板金を留めている釘が浮いている写真

屋根には人を登らせない方が良い

ちなみに、安易に屋根に人を登らせるのは危険です。
最近は「無料点検」と称して屋根に登り、わざと屋根材をずらしたり、釘を抜いたりして破損を捏造する悪質な業者による屋根点検商法が問題視されています。

実際に宇都宮市内でも同様の被害や、相談の問い合わせがかかってくることがあります。

屋根に人を登らせるリスク

屋根の上にむやみに人を登らせることには、以下のようなリスクがあります。

屋根材が破損する