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屋根塗装 ~モニエル瓦~

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

 

2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の赤井です。

本日は瓦屋根の一種、モニエル瓦についてお話します

 

モニエル瓦

モニエル瓦(モニエルがわら)とは、フランスのモニエル社が開発したセメント製の屋根瓦です。以下にその特徴を挙げます

 

  1.  素材
    セメントと砂を主原料としており、強度が高い。
  2.  形状
    波形やフラットなど、さまざまなデザインがある。
  3. 耐久性
    耐久性に優れ、長寿命である。
  4. 防水性
    表面に特殊な塗装が施されており、防水性が高い。
  5. 色彩
    カラーバリエーションが豊富で、美しい外観を保つことができる。
  6. 施工性
    重量があるため、施工には注意が必要だが、しっかりと固定されるため、強風にも強い。

日本でも広く使用されており、特に風雨に対する耐久性が評価されています。

モニエル瓦の塗装は、瓦の美観を保ち、耐久性を向上させるために重要なメンテナンス作業です。以下はモニエル瓦の塗装に関するポイントです:

塗装の必要性

  1. **美観の維持**: モニエル瓦は時間が経つと色あせや汚れが目立ちます。塗装することで美しい外観を保つことができます。
  2. **防水性能の向上**: 塗装により瓦の表面に保護膜ができ、防水性能が向上します。
  3. **耐久性の向上**: 塗装によって瓦の劣化を防ぎ、耐久性を延ばすことができます。
  4. 塗装の手順
    1. **洗浄**: 高圧洗浄機を使って、瓦表面の汚れや苔、カビを徹底的に洗い落とします。
    2. **下地処理**: 洗浄後に瓦が乾燥したら、下地剤(シーラー)を塗布します。これにより塗料の密着性が高まります。
    3. **塗装**:
    – **下塗り**: 下地処理の後、下塗り塗料を塗布します。
    – **中塗り・上塗り**: 下塗りが乾燥したら、中塗りと上塗りを行います。通常、同じ塗料を2回に分けて塗ることが多いです。

 

スラリー層とは

モニエル瓦の塗装においての注意点として「スラリー層」というものがあります。

瓦の表面に施されたセメント系の保護層のことで、スラリー層はモニエル瓦の特性に大きな影響を与えます。

ですので塗装時には特に注意が必要です。

以下にスラリー層に関する注意点を挙げます

スラリー層の特徴

  1. **防水性**: スラリー層は瓦の防水性を高める役割を果たしています。
  2. **耐久性**: 瓦の表面を保護し、風化や劣化を防ぎます。
  3. **美観**: スラリー層があることで瓦の色彩や仕上がりが良くなります。### スラリー層の問題点
    1. **剥離のリスク**: 経年劣化によりスラリー層が剥離することがあります。塗装前にこの層が剥がれている場合、適切な処理が必要です。
    2. **密着性の低下**: スラリー層が劣化すると、塗料の密着性が低下し、早期剥離の原因となります

このように、スラリー層は瓦を守る役割を果たしているのですが、
再塗装においては、このスラリー層が、モニエル瓦の塗装の最大の要所となってしまいます。

### 塗装時の注意点
1. **スラリー層の状態確認**
– **目視点検**: 瓦の表面を目視で確認し、スラリー層が剥がれていないかチェックします。
– **手触り確認**: 手で触れてみて粉状のものが付着する場合、スラリー層が劣化している可能性があります。

2. **高圧洗浄**
– 再塗装の際には、この劣化したスラリー層を完全に除去することが非常に重要です。
劣化したスラリー層は塗料の密着を弱め、塗膜剥離の原因を作ってしまいます。
その為、温水洗浄機などを用い、入念に洗浄を行う必要があります。

3. **下地処理**
– **シーラーの使用**: スラリー層が完全に除去された場合や部分的に剥がれた場合は、下地処理としてシーラーを使用します。これにより、新しい塗料の密着性を高めることができます。

4. **適切な塗料の選択**
– スラリー層の上に適した塗料を選ぶことが重要です。瓦専用の高品質な塗料を使用することで、耐久性と美観を維持できます。

### メンテナンスの頻度
スラリー層の劣化は環境や使用状況によって異なりますが、10年〜15年ごとに点検と必要に応じた再塗装を行うことが推奨されます。定期的な点検とメンテナンスにより、モニエル瓦の寿命を延ばし、美しい外観を保つことができます。

### 専門業者の選定
スラリー層の状態確認や適切な処理は専門知識が必要です。信頼できる塗装業者に依頼することで、品質の高い施工を確保できます。業者選定の際は、過去の施工実績や顧客の評価を参考にすることをお勧めします。

以上の注意点を踏まえて、モニエル瓦の塗装を行うことで、長期的に美観と機能を維持することができます

 

汚染水の飛散

通常の洗浄でもいえる事なのですが、
スラリー層除去時は前回塗装の塗膜が残っている為、色のついた粘度のある汚染水が発生します。
高圧洗浄機を使用する為、近隣のお車や、お庭などに飛散してしまう可能性があります。

その為、洗浄時に着色汚染水が飛散しない様、養生シートをかけたり、
コンパネを設置して飛散防止をするなどの工夫が必要です。

また、外壁や玄関土間にも汚れが付着する為、下までしっかりと洗浄を行う必要があります。

最後に

モニエル瓦は、一般的な瓦と見た目が似ていて、施工も一般的なもので良いと思いがちですが、これらの特性を持っている為、
モニエル瓦の知識、施工実績を持った業者選びを行う事が重要となります。
我々プロタイムズ鶴田店は、モニエル瓦の施工実績を多数持っておりますので、屋根塗装をお考えの方は是非ともご用命くださいませ

 

 

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。

 

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