屋根塗料(遮熱塗料)について② - 宇都宮市南部、宇都宮市西部、鹿沼市、下都賀郡、下野市の外壁塗装・屋根塗装ならプロタイムズ宇都宮鶴田店（株式会社とちのき塗装テック）へお任せください！

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屋根塗料(遮熱塗料)について②

2023年02月01日(水)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業94年のKPCグループのプロタイムズ宇都宮鶴田店)の坂口です。

2023年を迎え2月になりました。1月に引き続き多くのお問合せを頂き、誠にありがとうございます。前回に引き続き遮熱塗料について書かせて頂きます。

前回のブログに書いた通り、屋根用塗料にも外壁用塗料にも遮熱機能を持った製品はあります。今回取り上げるのは屋根用塗料です。

おさらいになりますが、遮熱塗料は温度上昇の原因となる太陽光(近赤外線)を効率良く反射するため、屋根材の温度上昇を抑えます。プラスアルファの効果として室内の温度上昇も抑制し(約1～2℃)生活環境の快適化に貢献することが期待できます。

そして塗料のパンフレットでは遮熱の度合いを数値で見ることが出来ます。若干ではありますが、塗料の色によって遮熱の度合いが異なるんです。

↓参考例として、アステックペイントの遮熱塗料【スーパーシャネツサーモシリーズ】のパンフレットではこのように掲載されています。

日射反射率

遮熱の度合いを知るためには全日射(全日射反射率)と近赤外線(近赤外日射反射率)を見ます。パンフレットによってはどちらか片方のみの場合場合もあります。全日射は太陽光すべての波長域における反射率、近赤外線は太陽光のうち近赤外線波長域の反射率を指します。

反射率が高い程よりたくさんの太陽光を反射し、熱が屋根材に吸収されるのを防ぐ効果を期待できます。そしてこの反射率は濃い色よりも薄い色の方が高くなります。これはどの塗料メーカー・製品でもほとんど同じ傾向にあります。つまり、薄い色の塗料の方が遮熱効果が高いということです。塗料の遮熱効果を重要視する方であれば、薄い色を選ばれるのが良いかと思います。

しかしながら、塗装工事を検討されるお客様の多くは外観の色やデザインを気にされます。「屋根が薄い色だとどうしても重厚感に欠ける…」「外壁は黒で屋根がライトブルーだとちょっとバランスがおかしい気がする…」なんてお悩みが出てくるかもしれません。

ここでおさえていただきたいポイントなのですが、反射率が低いといっても波長のおおよそ50％は反射しています(製品による)。そして同じ塗料で反射率が異なったとしても10～15％程である場合が多いです。つまり低いからといって遮熱効果が全くないというわけではないのです。

ですので塗装の色やデザインを重要視する方には、遮熱機能にとらわれずお好きな色を選んでいただきたいなと思います。

※建物の構造、断熱構造、開口部(ガラス窓等)の大きさ・数によって温度変化の程度に差がでます。