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築年数ごとに起こりうるトラブルと解決策
2025年02月24日(月)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、上三川町、ゆいの杜、さくら市、高根沢町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業97年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮店・鶴田店)大掛です。
お家の劣化症状は築年数ごとに変わってきます。
勿論、定期的にメンテナンスを行えば劣化症状や費用も最小限に抑えることができます。
しかし、まだ大丈夫、まだ大丈夫、、と思って後回しにしているといつの間にか月日が経ってしまい、長年放置に伴う取り返しのつかない劣化やそれに伴う修繕費用も莫大な金額がかかってしまいます・・・。
劣化は病気と一緒で早期発見や早めの対処がとても大切になります!
では、今回は築年数ごとに起こりうる主なトラブル、またそれぞれの年数ごとにどのようにメンテナンスすればよいのかをご説明いたします。
目次
築年数ごとの劣化症状と解決法
①築10年前後
劣化症状
■外壁
- ひび割れ、汚れや苔などの付着
- チョーキング現象(触ると粉が付く現象)発生の可能性有
- シーリングの劣化(ひび割れ、痩せ、軽微な剥がれ)
■屋根
- 全体の汚れ、軽微な色褪せ、軽微なひび割れ
■その他
- ベランダや屋上などの防水箇所劣化
築10年前後の主な劣化症状は上記の通りです。
まだ致命的な劣化症状はでてきませんが、絶対に大丈夫とは一概には言い切れません。新築施工時に不良施工をされていると本来10年以上は持つ箇所の劣化が酷かったり、中には雨漏れなどが発生するケースもございます。
解決策
■外壁
外壁の再塗装が最も有効です。
特にひび割れは塗装前に下地処理として割れてしまった隙間を補修材で埋めて防水性を高めて、最後に塗装で仕上げることで塗膜をつくり防水性が向上いたします。
シーリングも同様にもし割れが酷かった場合は、外壁に雨水が入り込んでいる可能性があるので心配であれば一度診断を依頼しましょう。
■屋根
屋根は高所なのでご自身で見るのは大変危険なため、10前後で一度点検を依頼して劣化の必要に応じて補修を行うことが必要です。
スレート瓦やセメント瓦など塗装ができる屋根材は、費用はかかってしまうが補修だけでなく塗装する方がより耐久性があがるため安心できます。
日本瓦や釉薬瓦、洋瓦など塗装が必要ないものはひび割れのみ専用の補修剤を使用して接着させる。
■その他
10年とはいえ常に紫外線に晒されているベランダは劣化の進行が他箇所より早い傾向があり、雨漏れしやすい箇所の一つでもあります。
ベランダ平場や立ち上がり部にひび割れ等が発生している場合は早急に点検してもらいましょう。
防水工法は様々な種類がありお家ごとに違ってはきますが、各防水種類(FRP防水、シート防水など)に応じた専用の防水施工が必要です。
②築15年~20年
劣化症状
■外壁
- 凍害、ひび割れ、重度の汚れ、苔の広範囲付着
- チョーキング現象の発生
- シーリングの重度の劣化(亀裂、欠落、重度の剥がれ)
■屋根
- 全体の重度の色褪せ(塗膜の材弱化)、汚れ
- 瓦の亀裂、破損、欠落
- 棟板金(浮きやズレ、木材の腐食)
- 隅棟板金、谷板金、雨押え板金の劣化(塗膜の脆弱化)
■その他
- ベランダや屋上などの防水箇所劣化
- 軒天、破風、雨樋など付帯部の劣化
解決策
■外壁
使用している建材にもよりますが一般的な住宅では塗装する時期に差し掛かっております。
早めの外壁塗装をするのはもちろんのこと、劣化状況にもよりますがただ塗装するだけでは後々不具合が発生がります。これは塗装前の下地処理がとても重要になってきます。
優良施工店であれば塗装前に凍害部やひび割れなどに対して適切な処理を行った後に塗装いたしますが、不良施工店にあたってしまうと適切な処理が行われずに数年後には様々な不具合が発生してしまいます。
劣化が進行している箇所ごとに、どのような補修、処理をしていくのか専門業者へよく確認をしておきましょう。
■屋根
屋根は常に紫外線に晒されている箇所で、15~20年が経過すると色褪せだけでなく使用している屋根材ごとの劣化症状が発生します。
瓦の割れ、欠損、もしくは金属屋根なら錆などの発生の可能性があります。更には棟板金の浮きや、他板金部の錆が発生している場合もあります。
この場合、早急に割れた部分の適切な補修、そして塗装が必要です。金属部分であれば錆止め材を下塗りに入れてから塗装することをお勧めいたします。
また下屋根があるお家では、下屋根と外壁の取り合い部にシーリングが打設されており、このシーリングが劣化しているとどれだけ屋根を塗装しても隙間から雨水が入ってしまうため要注意です。
屋根は高所で劣化症状が分かりにくいので、まずはどのような症状がでているのか早急に点検をしてもらいましょう。
■その他
ベランダも外壁、屋根と同様に早めの点検を依頼しましょう。
お家それぞれ防水構造は異なってきますが、どの防水仕様でも劣化は必ず始まっています。
特にベランダは20年程経過すると劣化は進み、場合によっては雨漏れに直結する致命的な状態に進行している可能性があります。
ベランダは雨漏れしやすい箇所のひとつでもありますので、少しぐらいのひび割れだから大丈夫でなはなく、ひび割れを放置すると雨漏れに繋がるリスクが高まることを常に意識しておきましょう。
また、屋根外壁だけでなく付帯部も劣化は進行しています。色褪せだけでなく、雨樋などは長年紫外線にあたることで少しの衝撃で割れるケースもございます。基本的に塗装は可能ですが、劣化の状況によっては部分で新品に交換することもありますので付帯部も併せて点検してもらいましょう。
③築25年以降
劣化症状
■外壁
- 重度の凍害、各箇所の塗膜剥離、構造クラック(幅、溝が深く深刻なひび割れ)、壁浮き(反り)、重度の汚れ、苔の広範囲付着
- 重度のチョーキング現象の発生
- シーリングの極めて深刻な劣化(欠落、深刻な亀裂、痩せ、剥がれ)
■屋根
- 全体の重度の色褪せ(塗膜の材弱化)、汚れ
- 瓦の亀裂、破損、欠落
- 棟板金(浮きやズレ、木材の腐食)
- 隅棟板金、谷板金、雨押え板金の劣化(塗膜の脆弱化)
■その他
- ベランダや屋上などの防水箇所の重度の劣化
- 軒天、破風、雨樋など付帯部の重度の劣化
解決策
■外壁
築25年以降になってくると劣化症状は深刻になっています。
凍害の発生や至る所にひび割れが発生、また重度の苔の発生(苔は根酸を出して塗膜を脆弱化)により劣化が常に進行しています。
そして、お家の中に雨水が侵入している可能性が非常に高く、箇所によっては手遅れになっている場合もあり、緊急でメンテナンスする時期に差し掛かっています。
費用はかかってしまいますが、下地処理もしっかりと行ってもらいましょう。既に雨水が廻ってしまっている箇所なども劣化にあわせた適切な下地処理、場合によっては部分で新品に交換して塗装を行うことが必要です。
※劣化が酷いまま塗装を行っても、下地状況が悪くすぐに剝がれたり、後々様々な不具合が発生しやすので注意が必要です!
必ず塗装で完結させるのではなく、劣化の状況次第では無理に塗装せず、部分で新品交換して塗装するか、全体を金属(ガルバリウム鋼板)カバーをするのも将来的に安心ができ、初期費用はかかりますが、お家を守る上で重要なことです。
■屋根
屋根もひび割れだけでなく欠損、欠落、その他雨漏れに直結する重大な劣化症状が発生している可能性が高いです。
棟板金なども表面だけでなく、内部の木材が腐食していたりするので専門業者に確認してもらいましょう。
もし木材が腐食していると止めているビスや釘がしっかりと固定されずに板金部が浮いてしまい、台風時などに強風で板金部分が飛んでしまったケースもあるので要注意です!
屋根はお家を守る上で一番重要な箇所です。何もないということはありえず劣化は取り返しのつかない症状進行している可能性が高いので後回しにせず早急に点検をしてもらいましょう!
■その他
ベランダは25年間何もメンテナンスを行っていないと、恐らく雨水が廻ってしまい、下から見上げると雨染みや付近に凍害が発生したり、最悪の場合はベランダ下のリビングの天井にも雨染みがでてきます。
雨漏れが酷くなってしまうと、染みだけでなく躯体部にも深刻なダメージを負わせ、木材等の腐食の進行により本来の家の耐久性が下がり、地震などが引き金となり取り返しのつかないトラブルに繋がる場合もあるため危機感を持ち、とにかく早急なメンテナンスが必要です。
付帯部も軒天が腐食して剥がれてきたり、雨樋は紫外線の影響でボロボロに割れてしまって本来流れる経路でなはく外壁などを雨が伝ってしまうことで他の箇所にも大ダメージを与えてしまうので、付帯部だからまだ大丈夫ではなく、屋根外壁と同時にメンテナンスを行うことを推奨いたします。
まとめ
今回ご説明した通り、メンテナンスが必要な箇所と時期を把握しておくこと、そして何より劣化が始まる前に事前にメンテナンスしておくことが大切です。
屋根や外壁、付帯部など基本的には適切な塗装を行うことで耐久性が向上しますが、劣化があまりにも進行してしまうとメンテナンス費用が大幅に膨らんでしまいます。
お家でお時間があるときは家の劣化をチェックしたり、高所はチェックが危険なため専門業者に依頼して点検したもらうことをお勧めいたします。
早めの対策をしっかりと行い、業者選びも見積書だけで確認するのではなく、優良施工店はお家の診断報告書まで提示してくれます。ただ金額を提示するのではなく、現状の症状を写真と説明文付きで細かく説明してくれる業者を選ぶとより安心できます。
適切なメンテナンス工事を行い、大事なマイホームをより長く持たせていきましょう。
弊社でも無料でお家の診断を行っております。
もしこの記事を読んで気になる劣化症状やご不安な点がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
創業97年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮店・鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせください。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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