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屋根リフォームと費用について

2025年01月20日(月)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、上三川町、ゆいの杜、さくら市、高根沢町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業97年のKPCグループの

㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮店)の森島です。

1月も下旬に差し掛かり、宇都宮市でも雪が降り始めて寒さがつらい日が続いていますね。

とちのき塗装テックでは今月から塗装をご検討の皆様のために、足場代ほぼ全額無料キャンペーンを行っています！もし、塗装リフォームをご検討の方は、是非この機会をお見逃し無いよう下記URLをチェックしてみてください！

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さて、今回はご自宅の屋根のリフォームとその費用についてご説明致します。

1 1.屋根用塗料の種類
2 2.屋根のリフォーム価格
3 3.ノンアスベスト屋根をリフォームするならカバー工法！
4 3. 最後に

1.屋根用塗料の種類

まずは、屋根の塗料の種類についてですが、基本的に塗料に入っている樹脂や添加剤の性能によって異なります。

下記で樹脂ごとの性能について、塗料価格が低い順にご説明します。

①アクリル樹脂

アクリル樹脂塗料は塗料としての汎用性が高く、施工者の技術力が少なくても綺麗に塗装をすることが可能です。例えば模型、プラモデルの塗料にはアクリル樹脂塗料が使われることが一般的で、安価に手に入るという利点があります。

デメリットとしては安く手に入り、取り扱いが容易な分、耐久年数が5~7年と非常に短く紫外線にめっぽう弱いことです。

安価で塗装の難易度が低いことから新築物件で工場出荷時の建材に使われることが多い塗料です。

②ウレタン樹脂

ウレタン樹脂塗料はアクリル樹脂塗料よりも伸縮性があり、ひび割れに強く以前までの塗装業界では主力の塗料でした。

耐久年数は5~10年とアクリル樹脂塗料に比べると若干耐久年数が長い塗料です。

しかし、今では技術力の向上でシリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料と言った高耐久塗料の値段が落ち着いてきたため施工会社では使われることは少なくなりました。

逆に価格が抑えられたことにより、ホームセンター等でDIY塗料として身近に見かける塗料となりました。

③シリコン樹脂

シリコン樹脂塗料はウレタン樹脂塗料に比べ耐久年数が更に長く、技術の発展により様々な機能性を付随した豊富なバリエーションが特徴です。今では施工会社が使う塗料の中で最も主力の塗料になっています。

シリコン樹脂塗料の機能は商品によって種類が様々で、たとえば紫外線による劣化を軽減する「ラジカル制御型塗料」、塗料に防汚性、防カビ性を持たせた「低汚染性塗料」、そして紫外線だけでなく赤外線の反射率を向上させた「遮熱塗料」などの機能性を有した多くの塗料が開発されています。

とちのき塗装テック宇都宮店では、そのすべての機能を持っている「超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR」という商品もありますので、気になる方はショールームにパンフレットもございますので、お気軽に足を運んでください！

デメリットとしては、種類が多すぎるあまり耐久性も7年から最長20年ほどと塗料によって大きく差があり、金額も塗料の性能によって大きく変わるという事から選定が難しい点です。

なので、見積りで使用塗料が「シリコン塗料」とだけしか書かれていない見積書は要注意です！

④フッ素樹脂

フッ素樹脂は無機塗料が出るまでは最高ランクの塗料として知られていました。

耐用年数は20年を越えるものが多く、コストパフォーマンスを重視したい方向けの塗料となっています。

フッ素樹脂塗料もシリコン樹脂と同じく多様な機能を持った塗料が製造・販売されています。

⑤無機樹脂

塗装をご検討の中で、一度は「無機塗料」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか？

無機とは、身の回りで言えばガラスだったり陶器や石など、中に炭素を含まない不燃性の物質の事です。無機物は紫外線に強い特性があります。

油性塗料は石油から作られていますが、その中に無機成分を混在することで、耐久性が向上し、低汚染や親水効果(水になじみがよく汚れが落ちやすくなる)などの付帯効果もあります。

因みに、フッ素も無機成分にあたりますが、無機成分の配合量がフッ素塗料より多く耐用年数がフッ素塗料よりも長い製品も出ています。

2.屋根のリフォーム価格

屋根リフォームの費用ですが、以下のような内訳になります。

足場代
洗浄代
施工費
塗料代
諸経費

まず、足場代ですが相場が20万円～25万円です。しかし、昨今の安全基準の上昇や材料費・賃上げによる人工代の高騰により、若干金額が増えてきています。
次に洗浄代ですが、1㎡あたり相場が300円でおよそ3万円程度です。
施工費は純粋に職人の手間賃です。屋根は1㎡あたり1,800円～2,000円程で100㎡あるお家なら約20万円が施工費となります。

以上に塗料代を加えたものが、基本的な内訳です。

もし、ここで施工費と塗料代が合体されていて、例えばシリコン施工　〇〇円/㎡　となっていたら注意かもしれません。

…というのも、塗料価格は何の塗料を使うかによって金額が異なります。

しかし、職人が作業する手間は、シリコン塗料でもフッ素塗料でも変わることはありません。

何が言いたいかというと、施工費の内訳が出ていない見積もりは「施工費をかさ増ししている可能性がある」という事です。

シリコン塗料からフッ素塗料の間で50万円も差が開いていると、施工単価をかさ増しされている可能性があるため、見積もりは必ず施工単価の記載されている見積もりを取ってください。

3.ノンアスベスト屋根をリフォームするならカバー工法！

ノンアスベスト屋根という言葉をご存じでしょうか？

文字通りアスベストが含有されていない屋根の事です。

アスベスト(石綿)は発がん性のある物質で、古くから日本でも建材に使用されていました。2000年代からは労働安全衛生法に基づき、住宅建材への使用が一斉に禁止されました。それまではアスベストを増強剤として強固に固めて耐久性のある瓦に仕上げていました。

宇都宮市でも塗装のご依頼をいただいた時に築20年未満ですとノンアスベスト屋根のお家が多い印象です。

①ノンアスベスト屋根を放置すると出る障害

さて、先ほどまでノンアスベスト屋根のご説明を致しましたが、実はノンアスベスト屋根は良いことばかりではないんですね。

アスベスト使用禁止の通達が出た当初メーカーは、アスベスト以外の強固材の研究が未熟でした。その結果、反りや割れ、欠けなど脆い瓦が生産、流通してしまいました。

こちらは実際のノンアスベストの瓦ですが、欠けた箇所がクロワッサン生地のようにいくつもの層が見えています。この割れを層間剝離(そうかんはくり)と言います。

このように素材が完全に密着(圧着)出来ていないところから耐久性が落ち、割れや欠けに繋がるというメカニズムです。
当初に作られたノンアスベストのスレート瓦は10年～15年でこのような状態になってしまいますが、2000年代後半になってくると技術力が向上しアスベストの入っているスレート瓦と遜色ないほどの耐久性がありますので、新築の方もご安心ください。

②ノンアスベスト屋根は塗装できるの？

ここまで聞いて築20年のノンアスベスト屋根は塗装で元に戻るの…と不安になると思いますが、残念ながら一度このような層間剝離の状態になると塗装はできません。

塗装をしたとしても建材が先に痛んでしまうため、塗装の効果は発揮できません。どうしても塗装で！という方は、メーカー/施工店からも保証無し、損害責任無しという条件でなら塗装を行えると言われてしまう事が多いと思われます。

しかし、今お伝えした中でも例外的に屋根の状態がとても良いものであれば塗装も可能な場合もありますので、気になる方はご自宅のハウスメーカーかお近くの施工店に診断のご依頼をされることをオススメします。

③アスベスト屋根は葺き替え？

まず、屋根の葺き替え工事とは、古くなった屋根材や防水シートを全て撤去し、新しい屋根材や防水シートを全面的に張り替える工事のことです。
この方法は、屋根全体を新しいものに替え、耐久性や防水性を向上させるために行われます。しかし、瓦の葺き替えは費用が高く、よほど余裕がないと手が出しにくいのが現状です。

④屋根カバー工法

では、カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を乗せる方法です。この工法は、古い屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、屋根の寿命を延ばし、外観を改善することができます。
乗せる瓦は金属製で比重も軽く建物に影響を与えにくいものです。既存の瓦や防水紙などを撤去しないので、コストもその分抑えることができます。
カバー工法であっても、屋根の葺き替えと同等の防水効果が得られるため、現在ではカバー工法が主流になっています。