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屋根雪止めの役割と種類を徹底解説！

2024年11月28日(木)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業97年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮鶴田店)の佐々木です。

1 屋根雪止めとは
2 屋根雪止めの役割
3 屋根雪止めの種類
4 屋根雪止めは本当に必要？
5 注意点
6 最後に

屋根雪止めとは

屋根雪止めとは、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちるのを防ぐための装置や仕組みを指します。特に急勾配の屋根では雪が自然に滑り落ちることが多く、屋根から落下する雪によって周囲の人や物に危険が及ぶ可能性があります。屋根に雪止めを設置することで、次のような効果が得られます。

屋根雪止めの役割

安全確保：建物周囲の歩行者や車、庭の植木などを守るために重要です。雪が一気に落ちると大きな衝撃が生じ、歩行者に当たると大事故につながる恐れがあります。
建物や屋根の保護：雪が一度に滑り落ちることで、屋根や軒先に大きな負荷がかかり、瓦やトタンが損傷することがあります。雪止めはこれを防ぎ、屋根の長寿命化にもつながります。

屋根雪止めの種類

屋根雪止めには、屋根の形状や勾配、材質によって適した種類がいくつかあります。ここでは代表的な雪止めの種類とその特徴について説明します。

フック型雪止め

フック型は、雪が滑り落ちるのを防ぐための基本的な形状です。屋根の瓦や金属部分に直接取り付けられるため、施工が簡単であり、コストも比較的安価です。ただし、降雪量が非常に多い地域ではフック型だけでは対応が難しいこともあります。

「スワロー工業（株）　ジャストコロニアル」

金具タイプの雪止め

金具タイプの雪止めは、雪の落下を抑えるための連結金具を用いる方法です。フック型と組み合わせることで、より安定した雪止め効果を発揮します。このタイプは特に急勾配の屋根や、雪の落下が激しい地域で有効です。

「スワロー工業（株）　アイビスSD　W130」

雪止めネット

雪止めネットは、金具やフックの代わりにネットを使用するタイプです。広範囲にわたり雪の落下を防ぐことができ、積雪が多い場合でも高い耐久性を発揮します。雪が屋根に残りやすいため、屋根の耐荷重にも注意が必要です。

「スワロー工業（株）　ネットメル」

屋根雪止めは本当に必要？

屋根雪止めが必要とされるのは、主に安全と建物保護の観点からです。以下の理由から、雪の多い地域では雪止めの設置が推奨されています。

防犯と防災のため：雪が一気に落ちることで、周囲に大きな被害を与える可能性があります。特に道路に面した建物や、隣家と近接している場合、雪止めは必須といえます。
建物の維持管理：屋根の素材や構造によっては、雪の落下で外壁や基礎にもダメージが生じることがあります。これにより建物の劣化が早まり、修理やメンテナンス費用がかさむことになります。

注意点

屋根雪止めの設置には、屋根の形状や耐荷重を考慮することが大切です。以下のポイントを抑えたうえで、適切な屋根雪止めの選択と施工を行いましょう。

屋根の勾配を考慮

勾配が急な屋根は雪が滑りやすく、逆に勾配が緩やかな屋根は雪が溜まりやすい傾向があります。屋根の勾配に合わせた屋根雪止めの選定と設置が大切です。

屋根の素材と耐久性

瓦、金属、スレートなど屋根の素材によっても適切な雪止めの種類が異なります。また、屋根が雪の重量に耐えられるかどうかも事前に確認しておくべきです。

定期的な点検とメンテナンス

屋根雪止めは一度設置すれば終わりではありません。特に降雪後には定期的な点検を行い、雪止めが効果的に機能しているか確認することが重要です。

屋根雪止めを設置する際には、必ず信頼できる専門業者に依頼することをお勧めします。自分で設置することも可能ですが、誤った設置はかえって危険を招く恐れがあります。また、屋根雪止めを設置する際には自治体の規則に従うことも重要です。一部の地域では、建築基準法に基づき雪止めの設置が義務付けられている場合もありますので、必ず事前に確認しておきましょう。