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下地処理・下塗り材の重要性について!
2024年09月02日(月)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の大掛です。
「塗装」をイメージすると屋根や外壁にそのまま塗料を塗っていくことを想像されるかもしれませんが、実は塗装をする上でとても重要な工程が「下地の補修、処理」「下塗り材」の2点です!
この工程を怠ってしまうと高耐久塗料や高機能性の高価な塗料であっても本来の効果が発揮できず、早ければ1年も経たないうちに不具合が発生する可能性がございます・・・
品質の高い工事ほどこの下地処理がどれだけしっかりと行われているかがポイントになります!
今回はこの下地補修や処理、そして下塗り材の重要性について詳しくご説明いたします。
目次
1.下地補修、処理の重要性
①なぜ下地処理が必要なのか?
結論から言うと塗料の「密着性」を高めるために必要な工程です。
冒頭でご説明させていただいた通り、どれだけ良い塗料を使っても塗料が「密着」しないことには本来の効果が発揮されず、それどころか塗膜の剥離やひび割れなど様々な不具合が起きてしまいます・・・
塗装を長持ちさせるためにも、必ずどのような下地処理を行うか事前に専門業者に確認しておきましょう!
②下地処理について
下地処理も工程段階に分かれて様々な内容がございます。下地処理は一つも欠けることなく処理作業を行わないと必ず不具合が発生してしまいます・・・
では実際に下地処理にはどんな内容の工程があるのかご説明いたします。
1.高圧洗浄
高圧洗浄は、塗装面に付着した埃や汚れを落とす最初の工程となります。プロ用の強い水圧を持つ高圧洗浄機(トルネードノズル)を使用して、塗装面を洗浄いたします。
この工程は、塗料の密着を妨げる可能性のある細かなゴミや汚れを除去するために不可欠な作業です。
もしこの洗浄を行わないと汚れが残った状態で塗装をすることになり、凹凸ができて塗料がしっかりと密着しないため塗料が剥がれたり、色ムラになる不具合に繋がってしまうため、塗装工事の一番の土台となる工程です。
2.ケレン作業
ケレン作業とは高圧洗浄だけでは取り除けない旧塗料(塗膜)、サビ、汚れを取り除きます。場合によっては、元々シリコーンなどで補修されている箇所もしっかりとケレン作業を行い調整いたします。
サンドペーパー、ワイヤーブラシなど表面状態に対して工具を使い分け、用途に応じたケレン作業で塗装面の凹凸や整えます。
この手間をしっかりと行うことで、塗料の密着力を高めて塗装が長持ちいたします。
3.補修作業
補修作業では、ひび割れや欠損部、穴が空いてしまっているものなど様々な劣化状況に対して適切な補修を行います。
この補修作業は誤った補修方法で行うと、せっかく塗装をしても再度補修箇所が悪化することでせっかくの新しい塗膜が剥がれたり亀裂が入ってしまったりと劣化に繋がりかねます。
劣化状態によって補修方法は異なりますので、こちらも専門業者に確認してどのような補修方法で下地調整を行うかしっかりと確認しましょう!
2.下塗り材の重要性
①下塗りとは
下塗りとは、塗装をする時に最初に塗る塗装工程の事を指します。 外壁、屋根塗装では3回塗りが基本となり、その1回目の塗装が「下塗り」と呼ばれます。
下塗り塗料は、下地と上塗り塗料とを密着させる働きがある重要な工程です。そのため、下塗り塗料と上塗り塗料は異なります。
②下塗り材の選定
下塗り材は大きく分けて「シーラー」「プライマー」「フィラー」と呼ばれる下塗り材がございます。
塗料の下塗り材で重要な役割を担っていますが、同じような役割ではあるものの、この2つは用途が異なり、使い方を間違ってしまうと本来の機能や性能が発揮できないだけでなく、不良施工に繋がってしまうため使い方や用途には十分に注意しなければなりません。
それではシーラー、フィラーの用途の違いについてご説明していきます。
1.シーラー
シーラーは、下塗り後に塗る中塗り・上塗りとの密着性を高める役割があり、逆に言えば中塗り・上塗り材には密着性はないため、分かりやすく言い換えればシーラーが両面テープのような役割をします。
また、痛んでいる塗装面は塗料を吸い込んでしまう性質があります。そのため、予めシーラーをたくさん建材に吸収させることで吸い込みを止める役割もございます。この場合、通常1回だけ塗る下塗りを1工程増やして下塗りを2工程(2回塗る)必要もでてきます。
もし吸い込みが止まらない状態で中塗りしてしまうと、表面にシーラーがない状態で塗装するようなイメージなので、密着性が悪くなり耐久性が落ちたり、艶がある塗料を使っているのに艶が出なかったりと様々な不良になる可能性がございます。
2.プライマー
プライマーはシーラーと似ている部分が多く、下地材と上塗り塗料の密着を高める役割を担います。
経年劣化で塗装する面の表面に凹凸があったとしても、プライマーを塗ることで表面が均一になります。表面が滑らかになると、シーラー同様に上塗り塗料がしっかりと密着しやすくなります。
また、外壁などの目地材であるシーリング材の下にもプライマー塗装を施します。シーリングを充填する前にプライマーを塗っておくことでシーリングが密着しやすくなり、剥がれにくくなるのも特徴です。
3.フィラー
フィラーとは、モルタルの外壁に適しており、ヘアクラックがある場合や、下地に凸凹や段差のある場合に平滑にならす為ために使われる下塗り塗料です。
フィラーには顔料や骨材、セメントなどの成分が多く使われているため粘度の高い下地調整材となっております。フィラーの特徴としてはサイディング外壁には使用されません。
まとめ
これまで説明した通り、下地調整、下塗りは塗装の一番の土台となる部分です。
よくチラシやWEBでみかける耐用年数〇〇年、高級無機塗料など最近では性能が良いものが多く出揃う中で、あくまでもこれらは中塗り・上塗り塗料です!
だからこそ、今回の内容でもある下地調整、下塗り選定が重要であり、しっかり行えば本来の性能が発揮されてご満足のいく工事になります!
しかし、誤った下地調整や下塗り材料の選定をしてしまうと必ず不具合が発生いたしますので、リフォーム業者選びは慎重に行いましょう。
弊社でも無料でお家の診断、お見積りを行っておりますので、もし塗装をご検討されていてお困りであればお気軽にお問合せくださいませ。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。
㈱とちのき塗装テック プロタイムズ宇都宮 鶴田店|宇都宮市|鶴田町(つるた)|鹿沼市|壬生町|下野市|上三川町|日光市 外壁塗装&屋根リフォーム&サイディング&雨もり防水専門店、適正価格で評判の見積もりを実現いたします。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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