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積水ハウス外壁塗装まとめ

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

 

2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の有賀です。

本日は、積水ハウスの外壁塗装についてお話していきます。

1. 積水ハウスの外壁の特徴

積水ハウスは、日本の住宅建設において非常に高い評価を受けている企業で、その住宅には独自の技術とデザインが取り入れられています。特に外壁においては、耐久性、美観、省エネ性などが考慮されており、一般的な住宅とは一線を画す特徴があります。

まず、積水ハウスの外壁材は多様な素材から選ばれることが多いです。たとえば、セラミック系の外壁材やALC(軽量気泡コンクリート)パネル、さらには耐久性の高いタイル貼りの外壁などがあります。これらの素材は、それぞれの特性を活かして耐候性や断熱性、防火性能を向上させる役割を果たしています。

積水ハウスでは、独自の技術を駆使して、これらの外壁材を建物に適用しています。たとえば、ALCパネルは軽量であるため、建物全体の重量を抑えることができ、耐震性の向上に寄与しています。また、セラミック系の外壁材は、その表面が硬質であるため、風雨や紫外線による劣化が少なく、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。

さらに、積水ハウスの外壁は、省エネ性能も高く評価されています。外壁材の選定や断熱材の使用によって、室内の温度を適切に保つことができるため、冷暖房効率が向上し、エネルギー消費を抑えることができます。このように、積水ハウスの外壁は、耐久性、美観、省エネ性といった観点から、非常に優れた性能を持っています。

2. 積水ハウスの外壁塗装の必要性とタイミング

積水ハウスの外壁は、高品質で耐久性に優れていますが、年月の経過とともに劣化は避けられません。特に、紫外線、風雨、温度差などの環境要因により、外壁の表面が劣化してくることがあります。そのため、外壁塗装は、積水ハウスの住宅を長期間にわたって維持し、価値を保つために重要なメンテナンス作業の一つです。

一般的に、外壁塗装のタイミングは、住宅が建てられてから10年から15年程度が目安とされています。積水ハウスの外壁材は高耐久性を持つため、他の住宅に比べて塗装の頻度は少ないかもしれませんが、それでも定期的なチェックとメンテナンスは欠かせません。

塗装の必要性を判断するためのポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • 色褪せ: 長期間の紫外線や風雨の影響で、外壁の色が褪せてくることがあります。特にセラミック系の外壁材でも、経年による色褪せは避けられません。
  • ひび割れ: ALCパネルやタイル貼りの外壁において、微細なひび割れが発生することがあります。これを放置すると、雨水が内部に浸入し、構造材に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • チョーキング現象: 外壁を触ったときに手に白い粉が付く現象で、これは塗膜が劣化しているサインです。チョーキング現象が見られる場合は、早急に塗装を検討する必要があります。

これらの症状が現れた場合、外壁塗装を検討することが重要です。また、塗装の際には、積水ハウスの外壁材に適した塗料を使用することが大切です。例えば、セラミック系の外壁材にはセラミック塗料、ALCパネルには弾性塗料など、素材に合わせた塗料選びが必要です。これにより、塗装後の外壁が長持ちし、住宅全体の耐久性がさらに向上します。

3. 積水ハウスの外壁塗装における具体的な注意点

積水ハウスの外壁塗装を行う際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを理解し、適切に対処することで、塗装の効果を最大限に引き出すことができます。

1. 外壁材に適した塗料の選定

先述の通り、積水ハウスの外壁にはさまざまな素材が使用されています。それぞれの素材に適した塗料を選定することが、塗装の成功に不可欠です。たとえば、ALCパネルには弾性塗料が適しており、これはパネルの微細な動きにも対応できる柔軟性を持っています。一方、セラミック系外壁材には、耐候性に優れた塗料を使用することが望ましいです。

また、塗料の種類によっても、仕上がりや耐久性が異なります。アクリル系塗料はコストパフォーマンスが良いですが、耐久性はそれほど高くありません。逆に、シリコン系やフッ素系の塗料は初期費用が高めですが、耐久性が高く、長期的なコスト削減につながることが多いです。

2. 下地処理の重要性

塗装を行う前には、必ず下地処理をしっかりと行う必要があります。積水ハウスの外壁材は高品質ですが、塗装前に汚れや古い塗膜をきれいに取り除くことが重要です。特に、カビや苔が発生している場合は、高圧洗浄や専用の薬剤で徹底的に除去する必要があります。

下地処理が不十分だと、新しい塗料が外壁にしっかりと密着せず、剥がれやすくなるリスクがあります。これにより、塗装の耐久性が低下し、再度の塗装が必要になることも考えられます。

3. 外壁目地の処理

積水ハウスの住宅の目地は、ガスケット目地が採用されています。

ガスケット目地とは、パッキン状になった乾式目地です。

サイディングボードの目地には、目地の隙間を埋める部材が設置されています。

積水ハウスでは、新築時にコーキングではなくガスケットを外壁目地に埋め込みます。

ガスケットで目地の隙間が埋まることで、雨水や湿気がサイディングボードの内側に侵入することを防ぐのです。

ガスケットの処理は2パターンあります。

1つ目は、ガスケットはそのままで上から外壁と同様に塗装をすることです。こちらは、ガスケット本体の状態が良好(築20年以内が目安)な場合に採用する施工方法です。

この時の注意点として、ガスケット目地専用の下塗り塗料を選定することが大切です。ガスケット目地は塩ビで保護されているため、外壁に使用する水性塗料で塗装すると剥離してしまいます。

前回施工時に専用の下塗り塗料を使用しなかったためにガスケット上の塗料だけが剥離してしまっております。

2つ目は、ガスケットを撤去しシーリングを打ち換えることです。こちらは、築20年以上経過した住宅で採用することが多く、ガスケット本体が歪んでしまっていたり、外れてしまっている場合に多く利用します。

この時の注意点として、撤去費用がかかってしまう点と撤去時に目地周辺の外壁が割れてしまう可能性があることが挙げられます。ガスケットを撤去し、バックアップ材を目地に詰めてからプライマーを塗布しシーリング材を打設していきます。

このように積水ハウスの外壁は一般的なハウスメーカーよりも特徴的なケースが多く、専門の知識や施工実績が無いと施工不良につながる危険性があります。

 

まとめ

積水ハウスで建てられた住宅の外壁塗装における注意点について、3つの章に分けて説明しました。積水ハウスの外壁は、その高い耐久性と美観、省エネ性能によって非常に優れた性能を持っていますが、経年劣化は避けられません。そのため、定期的なメンテナンスと適切な塗装が重要です。

塗装時には、外壁材に適した塗料を選び、下地処理をしっかり行い、信頼できる業者に依頼することで、長期間にわたって住宅の価値を保つことができます。積水ハウスの住宅を末永く快適に保つためには、これらのポイントを押さえておくことが大切です。

住宅の外壁塗装に関して疑問や不安がある場合は、ぜひ専門家に相談して、最適な塗装プランを立てましょう。住宅は長い期間住み続ける場所ですから

 

創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。

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ブログ執筆者

有賀 大尊の写真

株式会社とちのき塗装テック 副店長

有賀 大尊

2級建築施工管理技士/2級土木施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター

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