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屋根塗装をしないとどうなる?メンテナンスの時期について
2024年08月19日(月)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の大掛です。
屋根塗装はお家を守る上で非常に大事な役割を果たしております。
しかし、屋根は下から見上げても高所にあるため見えずらく、遠目から色褪せの確認程度はできるものの、なかなか劣化や破損に気付けない場所です。
新築で建てられてから初めて塗装を検討されている方、もしくは以前塗装を行ったが年数が経過して再度塗装を検討されている方など屋根塗装を行うタイミングは一体いつ行えばいいのか分からず悩まれている方も多いかもしれません。
そこで今回は、屋根塗装を行わないとどうなってしまうのか、またメンテナンスを行うタイミング、時期はいつなのかの目安をご説明いたします!
お家の屋根塗装で悩まれている方は、是非最後までご覧になって参考にしてください。
目次
屋根塗装(メンテナンス)をしないとどうなる?
まず最初に、屋根塗装をしないとどうなってしまうのか?
これから説明する内容は塗装などメンテナンスを怠ってしまうと実際に起きている現象なので、これらの現象が発生する前にメンテナンスをすることが何より大切です!
それでは、屋根塗装をしなあいと起きる不具合についてご説明いたします。
①雨漏りが発生する
屋根塗装などメンテナンスを定期的に行わないと雨漏れの発生に繋がってしまいます。様々な原因がございますが主な雨漏れの発生要因として3つの事例をあげますのでご確認ください。
1.屋根本体の破損
屋根本体の破損に関しては、経年劣化により耐久性が低下してしまった屋根に外的要因となる飛来物がぶつかり破損するケースがございます。
また、屋根には表面の屋根材だけでなく板金部分(棟板金、隅棟板金、雨押え板金)など様々な部材を組み合わせて、屋根ができています。表面屋根材だけでなく、他の部材が破損してしまうと取り合い部と呼ばれる接合部に隙間が生じてしまい、そこから雨水が侵入して雨漏りを起こしてしまう原因となります。
屋根が破損してすぐ雨漏りする訳ではありませんが、侵入した雨水がじわじわと建物内部を通って、いずれ部屋の天井などに雨漏りとして目に見えるようになります。
2.屋根下地の劣化
先ほどは屋根本体の劣化について説明しましたが、この屋根材だけではなく屋根の下地の劣化も雨漏れの原因のひとつです。
この下地劣化に伴う主な雨漏れの要因として防水シート(ルーフィング)の劣化です。
防水シートとは、瓦屋根やスレート屋根などの屋根材の下に敷く下葺き材です。 普段あまり見ることはないですが、屋根材の隙間から入ってきた水を防ぐ大事な役割がございます。この防水シートは雨水の侵入があっても阻止する効果がございますが許容には限界があり、経年劣化により防水機能がなくなり雨漏りが発生してしまいます。
他にも、屋根材に破損があり、通常よりも多くの雨水が防水シートに当たことで穴が開いてしまったり、何らかの影響で雨水の通り道が塞がれ、水たまりができるようなことがあれば劣化が早まり、雨漏れだけでなく木部の腐食など躯体部まで浸食して様々な二次災害が発生してしまいます。
3.不良施工
不良施工も滅多にないケースではありますが、全くゼロではない要因です。実際に新築時やリフォームしてすぐに雨漏りが発生するケースもございます。
これは屋根と板金の接合部や下屋根と壁との接合部にてシーリングの打設を行い防水性を高める施工を行いますが、必ずしもシーリングを打設すればいいものではなく、逆に打設したことで雨水などの排水ができずに不具合が発生するケースもございます。
逆のパターンもあり、シーリングを打設すべき箇所に打設されておらず雨水がどんどん侵入してあっという間に雨漏れに繋がるケースもございます
このように新築時やリフォーム直後に雨漏れが発生した場合は、速やかに施工担当の業者へ連絡して修繕してもらうことが大切です。
②劣化で屋根、屋根付帯板金が飛んでしまう
屋根は台風などに耐えられる強度を備えた屋根が多く使われていますが、経年劣化やメンテナンスを怠ってしまうことで台風に耐えられない状態の屋根になってしまいます。
それでは実際にメンテナンスを怠ると飛びやすくなっている屋根の状態についてご説明いたします。
1.棟板金が浮いている
こちらは棟板金が浮いてしまっている写真です↑
頂上部の板金が浮いて見えるのがお分かりいただけると思います。
棟板金とは、スレート屋根や金属製の屋根に使われる部材で、棟板金は屋根の一番上に設置されるため、雨風や紫外線の影響を大きく受けやすい箇所です。
「屋根が浮いてしまっている」という言葉を聞く方も多いと思いますが、実際には屋根瓦よりこの棟板金が浮いてしまっているケースがほとんどです。
なぜこの板金部が浮いてしまうかというと、経年劣化により板金部を固定していた釘やビスが抜けてしまい、その影響で棟板金が屋根材から浮いてしまっている状態です。
写真のように棟板金が屋根材から浮いてしまうと、台風が来たときに棟板金と屋根材の隙間に強風が入り込み、棟板金が飛ばされてしまう可能性が高くなります。
しかし、棟板金は頂上にあるため通常ではなかなか近くで見る事はできません。もし遠目で見て明らかに写真のように浮いていることが確認できた場合は専門業者に一度点検してもらった方が良いでしょう。
これに気付かずに台風などが来ると、板金が飛んでしまって近隣の家に直撃したり、最悪の場合通行者などにぶつかり大事故に繋がる場合があるため注意が必要です。
2.屋根材同士の間に隙間がある
上記写真の通り、棟板金と同様に、屋根材同士の間に隙間があると、隙間に強風が入り込んで屋根材が飛ばされやすくなります。
屋根材は通常隙間なく設置されているため、隙間が生じることはありませんが、経年劣化やメンテナンスを怠ることで様々な不具合が生じてしまい屋根材が飛んでしまうリスクがございます。
屋根材同士の隙間は棟板金とは違い、遠目で確認するのは難しいため、少しでも不安がある場合は事故に繋がる前に信頼できる専門業者に点検依頼をお勧めいたします。
メンテナンスの時期
屋根材の耐用年数と各屋根材のメンテナンス時期の目安を知ることは、今後のお家のメンテナンスを考える上でとても大切な情報となります。
耐用年数が分かっていても、その寿命を最大限引き出すためには、屋根材を良い状態に保ち続けられるかが必要なため、各屋根材のメンテナンス時期も覚えておきましょう。
では、さっそく屋根のメンテナンス時期についてですが屋根材は大きく分けて3つに分類されます。
①スレート屋根
スレート屋根は屋根材が作られた時期によって耐用年数が変わりますが、耐用年数15~30年程度(アスベスト含有率で異なる)とされています。
また、屋根材自体の劣化を防ぐため、メンテナンスとして約10~15年に一度は塗装をすることが理想です。
こちらはスレート瓦の劣化が始まった写真です↓
写真の通り、色褪せや表面に苔などが生えているのが分かります。このまま放置すると紫外線や外的要因により表面の塗膜が失われ雨水がじわじわと染みてしまいます。
また、塗装が劣化するとひび割れが起こることでその隙間から雨や雪で水分が入ることでスレート屋根自体が一気に傷んでしまうためメンテナンスの時期に差し掛かっております。
また、スレート瓦は塗装ができるのは2~3回とされております。これは、2~3回以上になると塗膜が厚くなりすぎて剥がれるリスクがあり、仮に10年に1回塗装をする場合、3回目の塗装をする時にはスレート屋根自体の耐久年数が過ぎてしまっている可能性がありお勧めできません。
そのため3回目以降の塗装ご検討する際は、屋根の状態を専門業者によく診てもらい、塗装を行った時のリスクや葺き替え工事も検討した方が良いでしょう。その時の状況により一番最適な施工方法をよく相談して葺き替えなど必要な補修工事を検討しましょう。
②金属屋根
金属屋根はな名前の通り金属でできており、最近ではガルバリウム鋼板と呼ばれる素材を使った屋根材が主流になております。
一昔前ではトタン屋根と呼ばれる金属屋根が多く耐用年数も15~20年程度と決して長くありませんでしたが、ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は25~40年程度と、トタン屋根やスレート屋根よりも寿命が長いのが特徴です。
金属屋根はスレート屋根と同様に定期的なメンテナンスが必要です。塗装のタイミングとしてはスレート瓦と同様に色あせも一つの目安ではありますが、金属特有の「サビ」が発生し始めたらメンテナンスの時期に差し掛かっている状態です。
金属屋根に色褪せ、サビが発生している写真です↓
また、塗装の劣化が進むと塗膜の剥がれが発生します。この塗膜剥離は表面を保護する部分がないため雨水が常に染み込んでいる状態なので注意が必要です。
そして写真でも説明した通り、塗装が劣化して防水力が落ちてくるとサビが発生します。このサビを放置すると屋根に穴が開いてしまい、後に雨漏りが起こるリスクが大幅に上がるため、早急な対処、修繕が必要です。
③瓦屋根
瓦屋根は陶器瓦・粘土瓦・セメント瓦などいくつか種類がございます。
日本では瓦屋根では陶器瓦、粘土瓦が主流となっており、特に粘土瓦は1番耐久性が高く、メンテナンスフリーとも呼ばれ耐用年数は約50年と半永久です。
粘土瓦や陶器瓦など瓦屋根自体には塗装は出来ませんが、瓦屋根以外の付帯部材に木部や漆喰が使用されており、瓦自体は問題なくても付帯する部材に劣化が起きることで雨漏れなど様々な不具合が発生する恐れがございます。
瓦自体に何もなくても付帯する漆喰の寿命は20年程度と言われているため、現在は何もなくても時期的に不安であれば一度診てもらうことをお勧めいたします。
こちらは漆喰が剥がれ始めている写真です↓
瓦屋根は大丈夫でもひとつの目安のメンテナンス時期として、表面の漆喰が剥がれ始めている場合はメンテナンス時期に差し掛かっております。
まとめ
これまでご説明した通り、屋根は定期的に点検、また適正なメンテナンスを行っていればトラブルは起きにくくなります。
とは言え、屋根は高所でなかなか確認がしずらく手遅れになってからでは遅いので、少しでも気になった時はまずは専門業者に診てもらうことが重要です!
そして雨漏れが発生してしまう原因をよく理解して、定期的な点検、適正なメンテナンスを心がけましょう。
もし雨漏れが発生してしまった場合も、業者選びに焦らず信用できる専門業者に調査依頼をして、どのように施工を行うか内容をしっかりと確認した上で修理依頼を行いましょう。
弊社も屋根塗装に関わらずお家に関するご相談、お見積りを無料で行っております!
もし現在お家で気になることや些細なことでも不安や疑問がある場合はお気軽にご連絡くださいませ。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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