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外壁塗装(マスチック仕上げ)について
2024年08月05日(月)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の大掛です。
皆さまは「マスチック工法」と呼ばれる塗装工法をご存知でしょうか?
一般的に使用されているローラーとは違い、厚塗りをしたり凹凸仕上げで使われる工法です。
そこで今回はマスチック仕上げに関する施工方法やメリット、デメリットについてご説明いたします!
目次
マスチックローラーとは?
まずはこちらのローラーの画像をご覧ください↓
左側の黄色いローラーがマスチックローラーです。
※総称して多孔質ローラーとも呼ばれます。
右側のローラーが一般的に使用されるウールローラーと呼ばれるものです。画像の通り、マスチックローラーの方が厚みがあ網の目状になっています。
網目があるため通常の年度が低い液体を塗料を塗ることができません。逆に粘度の高い塗料をたくさん含むことができ、厚みのある仕上がりになります。
また、マスチックローラーで外壁に厚みを持たせることで亀裂などの発生を防いでお家を長持ちさせることができます。
マスチック工法のメリット
①耐久性が向上する
外壁は経年劣化によりメンテナンスを怠るといずれヒビ割れが発生してしまいます。
そこでマスチック工法を用いればひび割れを事前に予防することができます。
これはヒビ割れが起きそうになっている外壁の動きに応じて動く性質を持っており、耐久性が高いのがメリットになります。
②防水性が向上する
マスチック工法による施工は外壁に密着する性質があるため、建物の防水機能を向上させることができます。
施工時に厚く塗るのもマスチック工法の特徴ですが、分厚い層は防水層として雨から守ってくれるため、防水性が向上いたします。
③既存のひび割れ跡を目立たなくする
モルタル外壁などヒビが目立ちやすい外壁は、一度大きなヒビが入ると修繕処置はできてもヒビの後自体を消すことは困難です。
※通常の塗装をしても補修跡は必ず残ってしまいます。
そこでこのマスチック工法で塗装すると、厚みが増すため通常の塗装に比べてひび割れや補修跡を最小限に目立たなくすることが可能です。
④表面の凹凸(ゆず肌仕上げ)で雰囲気が変わる
マスチックローラーで外壁を仕上げる際にローラーの形状で表面をゆずの皮のように凸凹に仕上げることを「ゆず肌仕上げ」と呼びます。
こちらはマスチック工法で施工したゆず肌仕上げの写真です↓
このゆず肌仕上げは日本の多くの住宅で採用されており、塗料の粘土を調節することでさまざまな質感に仕上げることができます。
立体感もでてお家の雰囲気も変わり高級感が向上いたします。
マスチック工法のデメリット
①施工費が割高になってしまう
マスチック工法は使用する塗料が通常の2倍以上になるため、塗料代だけでも高くついてしまいます。
また通常の塗装と違い手間と高い技術を伴う施工のため、通常の工法よりも施工費単価が高くなってしまいます。
②職人の技術が必要
マスチック工法は厚みを均一につけるため、塗布部がしっかりと均一になるように行うため高い技術が必要となります。
この厚みがもし均一にならないと、ムラがでて違和感、美観性が劣ってしまいます。なによりムラになると耐久性にも影響してくるため、業者選びを間違えると仕上がり不良など不具合が起きてしまうため注意が必要です。
マスチック工法 施工事例
こちらは弊社で行ったマスチック工法の施工写真です。
■施工前↓
■施工後↓
施工前はヒビ割れが全体的に発生しており、施主様から「外壁のひび割れを可能な限り目立たなくしてほしい」とご要望をいただきました。
通常のウールローラーで塗装してもこちらの後は消えないため、マスチック工法をご提案させていただきました。
それではここから施工中の写真を添えてご説明いたします。
①下地調整
こちらは以前ひび割れ部にシリコンシーリングで補修しておりました。マスチック工法を行う前にこちらのシーリングをワイヤーケレンで下地を調整いたします。
ひび割れ部が銀色に見えるのは、元々シリコンのシーリングが打設されており、このまま塗装を行うと密着性が弱いため、専用の密着性を向上させるための特殊なプライマーを塗っております。
※シリコンの打設がない場合はこちらの工程は行いません。
②マスチック塗装(下塗り)
こちらはマスチックローラーを使用した下塗りの写真です。
左側の既存壁に比べ右側は凹凸のあるゆず肌模様に変わっているのが分かります。
マスチック施工(下塗り)が完了いたしました。
ひび割れがあった跡がどこにあったか全くわからないくらい綺麗になっております。
③中塗り
こちらは中塗り施工中の写真です。
マスチックローラーは下塗り時のみに使用するため、中塗り以降は通常のウールローラーを使用します。
中塗りが完了いたしました。
下塗り時とは変わって、施主様ご希望のお色も付いて更にひび割れ部が分からなくなり、とても綺麗な仕上がりです。
④上塗り
こちらは最後の仕上げとなる上塗り施工中の写真です。
上塗りが完了いたしました。
あれだけ広範囲にひび割れがあった外壁が見違えるほど綺麗に仕上がりました。
■施工前↓
■施工後↓
まとめ
マスチック仕上げは耐久性や防水性だけでなく、美観性も非常に良くなります。
弊社はマスチック施工を行う熟練の職人が多数在籍しておりますので、塗装をご検討されている方はこの機会にマスチック施工もご検討されてはいかがでしょうか^o^
その他気になる事たご質問などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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