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フッ素塗料ってなに?

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、上三川町、ゆいの杜、さくら市、高根沢町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

KPCグループ|株式会社とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮店・鶴田店です。

 

フッ素塗料とは?

屋根や外壁の塗装を検討して調べたり、見積もりを取ったりすると、ウレタン・シリコン・フッ素・無機など、さまざまな塗料の名前を目にするかと思います。

今回は、その中でも「フッ素塗料」について、特徴や用途、メリット・デメリットを詳しくご紹介します。

フッ素塗料とは、一般的にフッ素系樹脂を使用した塗料のことです。耐候性に優れた製品があり、住宅の外壁や屋根のほか、建築物や設備などにも使用されています。ただし、耐久性や汚れにくさなどの性能は製品によって異なります。

フッ素塗料とシリコン塗料・無機塗料の違いを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

▶シリコン・フッ素・無機塗料の違いと選び方を比較する

 

フッ素塗料の特性

 

耐候性

フッ素塗料には、紫外線や雨風などの影響による塗膜の劣化を抑え、比較的長期間にわたり外壁や屋根の表面を保護できる製品があります。実際の耐用年数は製品の仕様や施工条件、立地環境などによって異なります。

 

防汚性

汚れが付着しにくい性能や、雨水によって汚れが流れ落ちやすい性能を備えた製品があります。ただし、すべてのフッ素塗料に同じ低汚染性能があるわけではありません。

 

耐薬品性

フッ素系樹脂には耐薬品性に優れるものもあり、工業用途に使用される製品があります。住宅向け塗料がすべての薬品に耐えられるという意味ではないため、用途に応じて製品仕様を確認することが重要です。

 

耐熱性

高温環境に対応したフッ素系塗料もありますが、一般住宅向けのフッ素塗料すべてが特殊な耐熱性能を持つわけではありません。屋根の遮熱効果についても、遮熱性能を備えた製品かどうかを確認しましょう。

 

光沢保持性

光沢を比較的長く維持しやすい製品があります。仕上がりや光沢の持続性は、塗料の種類や艶の設定、施工環境によって異なります。

 

雨水からの保護

外壁や屋根の塗膜には、雨水や紫外線の影響から表面を保護する役割があります。ただし、塗装だけで建物全体の防水性が確保できるわけではありません。ひび割れやシーリングの劣化などがある場合は、必要な補修も重要です。

 

フッ素塗料の主な用途

フッ素系塗料は製品によって用途が異なります。住宅向けの塗料と、工業用の特殊な塗料は分けて考えることが大切です。

 

建物の外壁

耐候性や美観の維持を重視する外壁塗装で使用されます。外壁材や既存塗膜との適合性を確認して選定します。

 

屋根

紫外線や雨風の影響を受けやすい屋根にも、屋根材に対応したフッ素塗料が使用されます。屋根材の種類や下地の状態に合った製品を選ぶことが重要です。

 

橋梁や高層ビル

塗り替えが容易ではない構造物などで、耐候性を重視した塗装仕様にフッ素系塗料が採用される場合があります。

 

工場や化学プラント

耐薬品性や耐熱性など、特殊な性能が必要な場所には、それぞれの使用環境に対応した工業用製品が用いられます。

 

フッ素系樹脂・材料の種類

フッ素系の材料にはさまざまな種類があります。元の記事で挙げていたPTFE・FEP・ETFE・PVDFは、主に樹脂や材料の種類を示す名称であり、そのまま住宅外壁用の塗料の種類を表すものではありません。

 

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)

耐熱性や耐薬品性などの特徴を持ち、工業分野で広く使われるフッ素樹脂の一つです。

 

FEP(フッ化エチレンプロピレン)

耐熱性や電気絶縁性などの特徴があり、工業用途で利用されるフッ素樹脂です。

 

ETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)

耐候性などの特徴を持ち、建築用フィルムなどにも利用される材料です。

 

PVDF(ポリフッ化ビニリデン)

耐候性や耐薬品性などの特徴を持ち、建材の工場塗装などに利用されることがあります。

住宅の塗り替えに使うフッ素塗料を選ぶ際は、こうした樹脂名だけで判断せず、実際に提案される製品名・用途・仕様・保証条件などを確認しましょう。

 

フッ素塗料のメリット

 

耐候性を重視できる

フッ素塗料には耐候性に優れた製品があり、紫外線や雨風による塗膜の劣化を抑えることが期待できます。ただし、耐久性は製品や施工条件によって異なります。

 

汚れにくさを重視できる

低汚染性能を備えた製品では、汚れが付きにくい、または落ちやすいといった効果が期待できます。

 

光沢や美観を維持しやすい

光沢保持性に優れた製品を選ぶことで、外観を比較的長くきれいに保てる場合があります。

 

塗り替え計画の選択肢が広がる

耐候性の高い製品を適切に施工できれば、将来の塗り替え周期を検討するうえで選択肢になります。ただし、長期的な費用が必ず安くなるとは限りません。

 

フッ素塗料のデメリット

メリットだけでなく、注意点も確認したうえで検討することが大切です。

 

初期費用が高くなる傾向がある

フッ素塗料は、一般的なシリコン塗料などと比べて材料費が高くなる場合があります。工事全体の費用は、塗装面積や下地補修、使用製品などによって異なります。

 

製品に合った施工管理が必要

フッ素塗料に限らず、塗装では下地処理・塗布量・乾燥時間・塗り重ね間隔など、メーカーの仕様を守ることが重要です。

 

再塗装時には既存塗膜との相性を確認する

将来塗り替える際は、既存塗膜の状態や新たに使用する塗料との適合性を確認する必要があります。フッ素塗膜だから必ず全面除去が必要というわけではありません。

 

用途や製品によって取り扱い条件が異なる

温度や湿度などの施工条件は製品ごとに異なります。特殊な工業用塗料の条件を、そのまま住宅用塗料に当てはめないよう注意が必要です。

 

環境面も製品ごとに確認する

フッ素系材料には多様な種類があり、環境面の評価や取り扱い上の注意点も一律ではありません。気になる場合は、製品の安全データシートやメーカーの説明を確認しましょう。

 

フッ素塗料を選ぶ際のポイント

外壁・屋根塗装でフッ素塗料を検討するときは、耐候性だけでなく、建物の状態や今後の住まい方、予算を合わせて考えることが大切です。

例えば、長く住み続ける予定で塗り替え回数をできるだけ抑えたい方には、耐候性の高い製品が候補になります。一方で、将来の建て替えや大規模改修を予定している場合は、初期費用とのバランスを考える必要があります。

見積もりでは、製品名や塗装面積、塗り回数、下地処理の内容、保証条件なども確認しましょう。

 

まとめ|フッ素塗料は耐候性と費用のバランスで選びましょう

フッ素塗料の大きな魅力は、耐候性に優れた製品を選べることです。一方、初期費用が高くなる傾向があり、製品によって性能や施工条件も異なります。

長期的なメンテナンス費用がお得になる場合もありますが、必ずそうなるとは限りません。お客様ご自身のライフプランと建物の状態に合った塗料を選ぶことが重要です。

私たちは、お客様のお話を伺い、ライフプランや費用なども踏まえながら、建物に合ったプランをご提案できるよう心がけています。塗装をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

 

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ブログ執筆者

坪山 雅明の写真

株式会社とちのき塗装テック 営業/コーディネーター

坪山 雅明

外装劣化診断士|石綿作業主任者|有機溶剤作業主任者|2級建築施工管理技士(補)
工作物石綿事前調査者|安全衛生推進者|足場の組立等作業従事者

外装劣化診断士として360件の住宅診断に携わり、外壁・屋根の状態を確認してきました。コウモリ対策に関する知識も持ち、住まいのさまざまなお悩みに対応しています。石綿作業主任者・有機溶剤作業主任者の資格も保有し、専門知識を活かしながら、工事中の安全管理や周辺への配慮を徹底した現場管理を大切にしています。

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