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直貼り工法の施工について

2024年09月05日(木)

宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。

2022年春に宇都宮市鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループの㈱とちのき塗装テックのプロタイムズ宇都宮鶴田店)の海老原です。

皆さん、こんにちは。本日は、「直貼り工法で建てられた住宅の塗装における注意点」についてお話ししたいと思います。

直貼り工法という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、詳しく理解している方は少ないかもしれません。

そこで、まずは直貼り工法とは何かについて説明し、その後、直貼り工法で建てられた住宅の塗装に関する注意点をご紹介します。

- 0.0.1 直貼り工法とは？

1 直貼り工法の住宅における塗装の注意点
- - 1.0.1 まとめ

直貼り工法とは？

直貼り工法（じかばりこうほう）は、外壁の仕上げ材を直接下地に貼り付ける工法です。具体的には、サイディングボードなどの外壁材を、下地の壁にそのまま貼り付ける方法を指します。

手順は以下の通りで施工されます

下地の準備：まず、下地となる壁面を平滑にし、必要に応じて防水処理を施します。
下地の確認：壁面の状態を確認し、適切な施工条件を整えます。
仕上げ材の貼り付け：サイディングボードや外壁パネルを、下地に直接貼り付けます。この際、接着剤や専用の釘を使用することが一般的です。
目地処理：ボード間の目地を埋めたり、シーリング材を使って防水処理を行います。

直貼り工法のメリットとしては、施工が比較的簡単で短期間で仕上がる点があります。また、短期間で仕上がり工期が短縮されるため、費用も抑えることが出来ます。

しかし、施工の仕方によってはデメリットもあり、特に塗装においては注意が必要です。

直貼り工法の住宅における塗装の注意点

1. 下地の状態確認

直貼り工法では、外壁材が直接下地に貼られているため、下地の状態が塗装の仕上がりに大きな影響を与えます。

直貼り工法では、外壁内部に水分が溜まりやすく様々な不具合を引き起こします。直貼り工法における代表的な不具合として、「凍害」があります。

凍害とは、外壁材が吸水した水分が凍結と融解を繰り返すことによって、塗膜にひびが入ってしまったり、剥がれたりすることがあります。

2. 塗料の選定

直貼り工法で施工された外壁は、通常の塗装と比べて塗料の選定に注意が必要です。特に、外壁材と塗料の相性を考慮することが大切です。

例えば、サイディングボードの種類によっては、特定の塗料と相性が悪い場合があります。そのため、専門家に相談して適切な塗料を選ぶようにしましょう。一般的には、アクリル塗料やシリコン塗料が適している場合が多いですが、製品の特性や施工条件によって異なることがあります。

3. 塗装前の処理

直貼り工法では、塗装前に目地処理やシーリング処理を適切に行うことが重要です。目地部分が適切に処理されていないと、塗料がその隙間に入り込んでしまうことがあり、塗装の耐久性が低下します。また、シーリング材が劣化している場合、塗装後にシーリング部分が剥がれることがあるため、事前にしっかりとチェックし、必要に応じて修理や交換を行うことが大切です。