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塗装以外のメンテナンス 瓦積み直しとは?
2024年05月16日(木)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の大掛です。
屋根のメンテナンスを想像すると、まずは塗装をイメージされる方が多いと思います。
近年主流となっているスレート瓦は、定期的な塗装などのメンテナンスが必要ですが、日本では日本瓦(陶器瓦など)塗装を行わないメンテナンスフリーと呼ばれる屋根材が多く使用されております。
実は日本瓦自体はメンテナンスが必要なくても、瓦の土台となる垂木(屋根の支えとして棟木と軒をつなぎとめる部材)や葺き土、また漆喰が劣化すると雨漏れの原因や瓦が崩れるといったトラブルに繋がってしまいます。
そこで今回はこの日本瓦のメンテナンスについてご説明いたします。
日本瓦の特徴
日本瓦とは、主に粘土を使用して焼き上げられ陶器瓦とも呼ばれております。日本瓦は非常に耐久性が高く基本的にはメンテナンスフリーです。
↑一般的な日本瓦
メンテナンスフリーとはいえ、やはり災害など外的要因により瓦表面に傷がついてしまい、塗膜が薄くなったところは防水性が低下して雨水だけでなく、夜露や霜などの水分が染み込んでしまいます。
そしてこの水分が気温の低下により凍って固まり、内部で膨張してしまい傷部分を大きくしてひび割れや破損に繋がってしまいます!
更には瓦と棟の隙間を埋める漆喰は10年程度で劣化が始まり表面が剥がれてくると水分が侵入して瓦と同様に凍結膨張が発生してトラブルを引き起こしてしまいます・・・
瓦積み直しとは
瓦屋根の劣化が進行してしまうと、雨水が入り込み雨漏れや内部の腐食など様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
耐久性が高い瓦屋根ですが、劣化状況によっては「瓦の積み直し」と呼ばれるメンテナンス作業を行う場合がございます。
瓦積み直し工事は、既存の瓦屋根の棟部分を一度解体し、新しくまた瓦を積み直してメンテナンスを行っていくことです。
実際に施工中の写真をみていきましょう。
↑これらは積んでいた瓦を撤去した際の写真です。ひび割れだけでなく、内部の漆喰や葺き土に苔が生えており、雨水が侵入しており劣化が進行している状態でした。
↑垂木も経年劣化により腐食が多少ございました。新しい垂木を入れて耐久性を向上させます。
↑葺き土を撤去した際の写真です。古い葺き土を全て取り除きます。
↑葺き土の詰め替え作業の写真です。新しく詰め替えたことで耐久性が向上いたします。
↑最後に漆喰を詰めて仕上げていきます。
これらの写真のように、施工中のイメージは少しお分かりいただけたかと思います。瓦積み直し工事は既存の瓦屋根の棟部分を一度解体して内部を再構築させ、再度瓦を積み直して戻すメンテナンスです。
この工事を行うことで耐久性が向上して様々なトラブルを未然に防ぐことができます。
劣化したまま放置するとどうなるのか
①危険性
棟瓦は歪みや破損などで耐久性が低下した際に天災などの外的要因で強い雨風がくると、最悪の場合は崩落が発生する危険性がございます。
崩落が発生してしまうと簡単には修理できず、大規模な工事になり時間だけでなく費用も大きくかかってしまいます。
更には二次災害で落下した瓦などが下を歩いている人や、隣家、お車などに直撃して非常に危険です。周囲の人を危険にさらす状況なので、早めの修理がおすすめです。
②雨漏れの発生
瓦崩落が発生すると内部に雨水が入り込んでしまいます。
瓦の下には「防水シート」と呼ばれるものがあり、すぐに雨漏りが発生する訳ではありませんが、雨水の侵入の蓄積によりリスクは時間の経過と共に高まります。
築年数が長く経過しているお家では防水シート自体の劣化も進んでいるケースもあるため、もし崩落が発生した場合のは雨漏れが通常よりも早く発生してしまう恐れがあるので注意が必要です。
③漆喰の劣化
漆喰はおおよそ10年以上経過すると徐々に劣化が始まり、最初に漆喰の変色や退色が発生し、その後ひび割れや表面の剥がれといった順に劣化が進行します。
↑これらの写真は漆喰の劣化により変色はひび割れも発生している状態です。
↑こちらは表面の漆喰が完全に剥がれている状態です。大変危険な状態ですので早急なメンテナンスが必要です。
軽度の変色や退色であれば瓦の積み直しを行わず簡易的な補修で済みますが、劣化が進行している場合は一度積み直しを行わないといけません。
最後に
自分の家は日本瓦だから大丈夫と思っていると、気付かぬうちに劣化が始まっている可能性がございます。
屋根は下から見上げても目視では確認できない箇所になるため、劣化に気付くのが遅れていまいます。
まずは無料で屋根の状況を診断させていただきますので、お気軽にご相談下さいませ。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
お客様とのご縁を大切に喜びと安心、そして感動をご提供できるような工事を行ってまいります。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 営業/施工管理
大掛 祐紀
2級建築施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター/有機溶剤作業主任者
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