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【宇都宮市】屋根塗装に足場って必要??
2024年02月20日(火)
宇都宮市、鶴田町、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、日光市にお住いの皆様、こんにちは。
2022年春に宇都宮市 鶴田町にOPENしました、創業96年のKPCグループのプロタイムズ宇都宮 鶴田店)の有賀です。
本日は屋根の塗装時に足場を組む必要があるのかについて、お話しさせていただきます。
塗装の工事をするときに足場が必要なのはご存じですか?
2階建てのおうちは足場がないと高いところが塗装できないから足場が必要だと感じるかと思いますが、平屋の場合や2階建てでも屋根塗装のみであれば、足場は必要でしょうか…??
結論として、屋根の勾配によって1階建てのおうちの屋根塗装でも足場は必要です。
今日は屋根の塗装に足場が必要な理由と足場が必要な屋根の条件についてお話していきます。
ご自宅の条件が当てはまるかどうかで今後の塗装リフォームの参考にしていただければ幸いです。
屋根の塗装に足場が必要な理由
屋根の塗装に足場が必要な理由は大きく3つあります。
①職人の安全確保のため
②塗料の飛散防止のため
③作業効率の向上のため
①からお話していきます。
こちらは、言わずもがなですが、職人の安全を確保するうえで足場は絶対に必要です。
事実として、足場を組まずに屋根を塗装したことで平屋の屋根から転落し命を落とす事故が毎年新聞に載っています。
職人さんの中には、自分の腕や経験に自信があり、「俺は落ちるわけがない」や「落ちても受け身が取れるから死なない」などと考える職人さんもいます。
しかし、平屋の屋根から転落した時に打ち所によっては死亡災害につながってしまいます。
そのため、私たちは職人さんの安全確保のためにも私たちが危険だと判断した場合は、足場を組んでの塗装をさせていただきます。
例外として、平屋で勾配が1寸(ほとんど平らな)ほどの屋根塗装の場合や、屋根の周りに腰高くらいの壁がある場合は、足場を組まずに塗装をすることもありますが、全体の9割以上は足場を組んで塗装しております。
②の塗料の飛散防止についてですが、
こちらは、ご近隣トラブル防止の対策となっております。
塗装工事のトラブルで多くを占めるのは、ご近隣とのトラブルです。
その中でも、お隣の外壁や車への塗料の飛散は全国でも多数報告されているくらい発生する危険が高いトラブルです。
その理由が、「足場を組まずに塗装した」ことや「足場の骨組みだけでシートを設置していなかった」ことが挙げられます。
最近の住宅塗装はハケやローラーでの手塗が一般的なため、飛散のリスクは定価しておりますが、それでも飛散する危険はございます。
よく耳にするのは、風が出ているときに屋根を塗装したら、お隣の車に塗料のしぶきがついていた。なんていう事例です。
足場が無いと、風で塗料が舞ってしまいより遠くまで塗料のしぶきが飛んでしまいます。
こちらの飛散は足場を屋根の軒先よりも1m程度高く設置し、メッシュシートを足場に設置することで防止することができます。
実際の現場の様子です。
屋根を囲うように足場を上げてシートも張っております。
私たちは、足場を設置し屋根を塗装しますが、さらに風が強く飛散のリスクがある場合は、ご近隣の方へ事前にご挨拶をして車にカバーをかけてから作業を行います。
③については、足場がある場合とハシゴをかけて屋根に上る手間を考えるとわかりやすいかもしれません。
毎日、屋根にハシゴをかけて、上っていては時間がかかってしまいます。
また、材料を手にもってハシゴを上ることは危険もあるため、材料は少量となり、何度もハシゴを上り下りする必要があります。
足場を組んでいれば、1週間で終わる工事も2週間かかってしまうこともあります。
さらに屋根の上に登ってみると、足場がある場合と足場が無い場合では、安心感が全く違います。
この安心感は意外と作業の効率に直結します。
職人さんも落ちた場合を考えながら作業するよりも、安心して作業したほうが、きれいに早く塗装できるのは、明白です。
以上、3点からも私たちは屋根の塗装の場合だけでも足場を組んで作業する場合がほとんどです。
足場の組立が必要な屋根の条件
皆さんのご自宅が足場が必要かどうか気になりますよね。
この章では、足場が必要な屋根の条件についてお話していきます。
まず、日本でも多くの屋根で使われている「スレート瓦」(コロニアル、カラーベスト)と呼ばれる屋根の場合は、平屋でも足場が必要だと思ってください。
こちらの屋根は、3.5寸勾配以上無いと設置できない屋根ですので、スレート瓦の屋根は必然的に4.5寸勾配ほどの屋根となり、落下の危険がある屋根となっております。
平屋の屋根でも落下の危険がありますので、足場は設置する必要があります。
金属屋根の場合は、足場が必要ない場合もございます。
まず、必要な屋根の形状として「一文字葺き」や「平葺き」といわれる屋根は3寸勾配以上が必要なため、足場を組む場合がほとんどです。
「瓦棒葺き」や「縦葺き」といわれる形状の屋根は1.5寸勾配でも施工可能ですので、こちらの形状の屋根は平屋の場合、足場が無くても施工可能と判断することがあります。
和瓦の屋根は塗装する必要がありませんので、今回はご説明を省略させていただきます。
平屋の外壁塗装の場合は、建物の高さや立地環境にもよりますが、足場を組まずに脚立で作業することもございます。
塗装の場合は、足場が無くても屋根の形状によっては作業することができますが、板金工事や瓦工事の場合は足場に資材を仮置きし施工するため、足場が必須となります。
ご自宅の塗装で足場が必要かわからない、ご不安な場合はぜひ弊社へご相談ください。
専門家がしっかりとご自宅を調査し判断させていただきます。
まとめ
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
今日のお話をまとめて最後とさせていただきます。
屋根の塗装だけでも足場は基本的に必要。
理由は、①安全面②品質面③効率面こちらの3点です。
ただし、平屋で瓦棒葺きのトタン屋根などは勾配が低く、足場が無くても塗装可能な場合もございます。
ご自宅の屋根で判断が難しい場合は、一度専門家へご相談ください。
創業96年のKPCグループ(郡山塗装グループ)のプロタイムズ宇都宮 鶴田店は、栃木県内全域で地域密着の外壁工事、塗装工事、各所補修、屋上防水、内装リフォームまで、お家のことでしたら何でもお問い合わせ下さい。
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ブログ執筆者
株式会社とちのき塗装テック 副店長
有賀 大尊
2級建築施工管理技士/2級土木施工管理技士(補)/外装劣化診断士/カラーコーディネーター
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